ぶたくしのリプレイ公開計画

ぶたくしが趣味で書いたリプレイ置き場です。

「夜汽車」7.休憩

 ※シノビガミを既にご存知の方向け
 ※公式シナリオ使用、秘密公開あり
 ※PC1 如月陽子の視点で進みます

 

GMからの注意】

GM 現時点で自分の秘密を手に入れたPCはいますが、秘密を手に入れたからといって記憶を取り戻したわけではないです。あくまで一部の記憶を取り戻し、過去こんなことしたなってことは思い出せても、全てを思い出したわけではないです。秘密を手に入れたから表の使命を達成した、という認識はしないでください

 

【うきうき長月】

長月梓 おかげさまでめっちゃ楽しいことになってる。超楽しい

王馬我刻 この人の持ってる情報ってPC4の秘密だけでは?何でこんな楽しそうなんだ?

長月梓 GM取り上げるレベルの楽しいことになってしまった顔をしているね!でも、たぶんそれ全部自分に返ってくると思うんだ!

 

【もだもだ衛司】

源衛司 あの……ははっ……なるほどなー……あと2サイクルもあるとか恐ろしいんですけど。え、やば、猫の道とか持ってくるんじゃなかった

GM たぶんそれが情報を早く回してしまってる原因ですね

王馬我刻 えー……なんならゲンくんには僕の秘密も抱えて欲しい

源衛司 あのあの!情報を全部私に押し付けるのやめない?死ぬから!プレイヤーの心が死ぬから!

王馬我刻 仲良く対立とか言ってごめんなさーい

 

【陽子と衛司】

如月陽子 PC3の秘密ほしいな

源衛司 あの……うわぁ……PLとしては知りたいと思うでしょうけど

如月陽子 私が知っている情報は全部ご存知ですよね?

源衛司 PC的に申し上げるのであれば、やめてほしい、と言うと思います

如月陽子 やめてほしい?

源衛司 やめたほうがいい、と言ってしまうかもしれない

如月陽子 でも陽子だったら速攻で長月さんのところに行ってしまう気がするんです

源衛司 言っても動かれるんだろうな、ていうのは思うんですけど。それでも衛司は、止めるのかもしれないな、と

如月陽子 衛司さんがガチで止めるのであれば、考え直します

源衛司 止めるんですけど、行きたいって言われたら、最終的にはわかりましたってなるんですよ。でも自分からは教えないと思います

 

←6.第1サイクル第4シーン

<目次>

8.第2サイクル第1シーン(前編)→

 

 

「夜汽車」8.第2サイクル第1シーン(前編) ポップコーンはまた今度

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 ※PC1 如月陽子の視点で進みます

 

GM では第2サイクル、最初に動きたい人はd66を振って、出目の一番高かった人からやりましょう。……では如月さんからですね

如月陽子 はー……よしっ!行きます

王馬我刻 気合い入れてるんだけど

如月陽子 長月さんの秘密を抜きに行きます

王馬我刻 シーン出ないほうがいいですか?

如月陽子 お任せします

王馬我刻 であれば出ます

源衛司 僕は出ないで、とりあえず猫出しておきますね

シーン表 夜行列車(4[2,2]) → 気分を変えるために、食堂車に移動する。そこには「解体屋」を名乗る例の女性がいた。あなたに向かって、婉然と微笑みかけてくる。

如月陽子 うわっ!解体屋いるんですけど!呼んでないんですけど!

長月梓 地獄やんけ

王馬我刻 じゃあ僕は横で解体屋さんとお話してますね

源衛司 じゃあにゃーにゃー言ってますね

 

如月陽子 「長月さん、ご飯一緒にどう?」って食堂車に誘います

長月梓 「うん、わかった」ってついていきます

如月陽子 「好きなもの、ある?」

長月梓 「好きなもの……ポップコーン?」

如月陽子「ポップコーン、あるかな?……さすがになさそう」

長月梓 「そんなものないよね」

如月陽子 「さすがになさそう」

長月梓 「悲しいんだけど、ある特定のものしか受け付けることができなくて」

如月陽子 「さっき衛司さんが作ってくれたコーヒーの残りがあるけど、コーヒーは飲めそう?」

長月梓 「おそらく」

如月陽子 じゃあ慣れない手付きでコーヒーを淹れて、震える手で長月さんの前に置きます

長月梓 「ありがとう」

如月陽子 「長月さんは、まだ昔のこと、思い出してないんだっけ?」

長月梓 「思い出してないし、僕には必要ないと思う」

如月陽子 「なんで?」

長月梓 「僕がいらないと思ってるだけ」

如月陽子 「なんでいらないの?」

長月梓 「そうだなあ、きっとまたあの子を悲しませる」

如月陽子 「……でも私は知りたいな、長月さんのこと」

長月梓 「そう……」

如月陽子 「何を考えていて、何がしたくて、何が好きで……」

長月梓 「僕は多分、大した人間じゃないよ」

如月陽子 「そんなことないよ。そんな人に猫がなつくわけないもの」

長月梓 「そう……ありがとう」

如月陽子 そういう感じでお話して、伝達術で判定です(ころころ)よかったー成功!

GM ではPC3の秘密をPC1にお渡ししますね

如月陽子 よっし!来い!

源衛司 はあ~~~~……でも避けては通れない道だもんな……

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■PC3
【使命】
推奨:御斎学園
自分の記録を取り戻す。

【秘密】
PCたちは、全員幼い頃からの親友である。
あなたは幽霊である。
あなたは愛し合っていたはずのPC1に殺されたのだ。
その怒りと悔しさがよみがえる。
しかし、全員の記憶が失われれば、あなたの「死」も忘れられ、
あなたは復活できる。
あなたは、この【秘密】を見たら【使命】が「PC1に復讐する」に変更される。
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如月陽子 うわーーーーーっ!!!

源衛司 猫はたぶん陽子さんの方にしゅって行って、悲しげな顔をしていますよ

如月陽子 猫をぎゅっと抱きしめて、目を伏せます

長月梓 「それは、僕には必要ないものだから。もしかしたら、みんなにとっても必要ないものなのかもしれないね、ごめんね」って言ってますね

如月陽子 どうしよ!どうしよこれ!

源衛司 考えて、ください。時間が必要かも

如月陽子 これは時間欲しいですね!すみません!

GM じゃあシーンを一瞬だけ区切って、解体屋と王馬さんで適当にRPします?

王馬我刻 あ、いいですよ~

如月陽子 お願いします!

GM このタイミングで、一方同じ食堂車で話しているかな、って思っていたので

 

←7.休憩

<目次>

9.第2サイクル第1シーン(中編)→

「夜汽車」9.第2サイクル第1シーン(中編) トマト煮とプシュケ

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 ※PC1 如月陽子の視点で進みます

 

GM では解体屋と王馬さんのシーンをやりますか

源衛司 すみません、それならその間に猫の道だけ

王馬我刻 何を抜くんだろう?

源衛司 まず判定から(ころころ)成功ですね。何調べようかな……PC4の秘密、いや解体屋の秘密?

王馬我刻 解体屋の秘密は、あれだったら共有しますよ?

源衛司 わかりました。PC4の秘密を抜きます

王馬我刻 全部を背負うんですね

長月梓 悲しい顔してるね

源衛司 (ころころ)失敗、神通丸を使います

王馬我刻 これ次も失敗したら面白いな。ファンブルとかしないかな

源衛司 (ころころ)スペシャルですね。では生命点が減ったのを1点回復します

GM ではPC4の秘密を、PC2に送ります

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PC4の秘密→PC2
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源衛司 はい……

王馬我刻 「あ、猫だ」

源衛司 「にゃーにゃー」

王馬我刻 「かわいいな~、ここの食堂ってキッチンあったよな?」

長月梓 やめろ

GM 解体屋が「キッチンならあの奥にあるわよ?」と言いますね

王馬我刻 「ありがとうございま~す」猫を抱きかかえます。すたすた

源衛司 猫は目を潤ませながらあなたの方を見ていますよ

王馬我刻 猫置いて、鍋に水を入れて、かちっ、ボーッ、「煮えるまで待っててね!」

源衛司 猫はガタガタしていますよ

王馬我刻 盛り付けの野菜とか切り出してますね。とんとん

源衛司 何か食べ物をもらえるならもらいたいけど、自分が煮られるかもしれない、と思ってますね

王馬我刻 それまでの命

源衛司 カタカタ

王馬我刻 トマト缶開けます。ツナ缶も開けて「最後の晩餐だよ」って

長月梓 やめろ!

源衛司 嬉しそうに食べますよ。もぐもぐ

王馬我刻 なでなで。「かわいいなあ、今だけだぞ」

GM こわっ

王馬我刻 「かわいいなあ、かわいい、かわいすぎて、食べちゃいたいくらい」

如月陽子 やめてー

長月梓 許してやってくれー

GM では解体屋が「あら、良い匂いね」とキッチンに行きましょうか。出口を塞ぐような形で

王馬我刻 来たー!

源衛司 にゃー!

王馬我刻 食べる、に2票入ってますよ!

源衛司 猫は右往左往していますね

解体屋 「何を作っているのかしら?」

王馬我刻 「今ですか?猫のトマト煮を」

源衛司 ぴくっ

解体屋 「あら?猫の食材なんてあったかしら?」

王馬我刻 「さっきたまたま手に入って。新鮮ですよ。お肉はだいたい食べられますからね」

解体屋 「まあ火さえ通せば、ね」

王馬我刻 「そういえば、お話したいことが」

解体屋 「あら、何かしら?」

王馬我刻 「何か僕のこと、知ってるみたいだったんで。僕もあなたのこと知ってるのかなあ、って」

解体屋 「少なくとも、この列車で一度は会っているわね」

王馬我刻 「そうなんですよね。……お酒、くれるんでしたっけ?」

解体屋 「プシュケのこと? ええ。飲みたいの?構わないわよ」

王馬我刻 「やったー!」

解体屋 「ただ、飲むときには覚悟をしておいたほうがいいかもしれないけれど。今のほうが幸せかもしれないわよ?」

王馬我刻 「ええ~?じゃあもらうだけもらってもいいですか?」

解体屋 「ええ。飲むか飲まないかは、貴方の判断に任せるわ。少なくとも、最後には返してもらうけれど。これはそういう契約」

王馬我刻 「は~い、そうでしたね。知らんけど。何を契約したんですかね?契約書とかないんですか?」

解体屋 「書面は残っていないわね。でもそうね、契約は成されているし、私はそれを必ず遂行するわ。その内容は、貴方はもしかしたら知らないほうがいいのかもしれないわね」

王馬我刻 「へ~?嫌な人ですね」

解体屋 「そう?」

王馬我刻 「いや、とても性格が良いと思ってますよ?仲良くなれそう!」

解体屋 「私もそう思うわ。しばらくはこの列車の旅を楽しみなさい。終わりにたどり着くまでは」

王馬我刻 「なるほどね。あ、お酒もらったんでもうどこか行っていいですよ」

解体屋 「私はしばらくここにいるから、用があったら声かけてちょうだい」と言って離れましょうか

王馬我刻 「わかりましたー。身投げすればいいのに」

如月陽子 怖いこと言ってる

王馬我刻 とりあえず猫ちゃんを逃しますね

源衛司 猫、もういないですよ

王馬我刻 あれ!?猫ちゃん!唯一の良心を向けようとしたらもういなかった!まあいっか。お酒って飲む判定何か要りますか?

GM ないです。飲むという宣言だけです

王馬我刻 自分のシーンじゃなくても?

GM はい、ただ飲むだけ。一応プライズ扱いなので、プライズを持っている人しか飲めません

王馬我刻 一人が飲んだら、他の人はもう飲めないですか?

GM いや、それなりの量が残っています。飲み干すとかって宣言がなければ……

王馬我刻 飲み干すという宣言もあるんですね!?

GM はい、瓶に入っているお酒でしかないので

王馬我刻 なるほど~。とりあえず一口飲んでいいですか?

GM そうするといくつかお伝えしなくてはいけないことが

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???→PC4
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如月陽子 解体屋の秘密は王馬さんしか持っていない?

王馬我刻 譲渡できますよ、全然

如月陽子 そうなんですか?

王馬我刻 はい。まあ自分の秘密は、長月さんからもらえるそうなんでね

長月梓 うん、渡すわ

源衛司 渡しますか。割と難しいところですね。どうしようかな

長月梓 ちょっと自分の立場になって考えていただきたい

王馬我刻 いいんですよ?僕にもゲンくんと同じ業を背負わせても?

如月陽子 全員の秘密です!プレゼントです!」的な

源衛司 僕も立場というものがありましてですね、難しいんですよ。一応PL的に言うと、プシュケを飲みたいので、飲みたいとは言うと思いますけど、場合によっては……

王馬我刻 ほう、なぜ飲みたいんでしょう?不思議で仕方がありません

如月陽子 飲んだ人が言うセリフではないですね

 

 

←8.第2サイクル第1シーン(前編)

<目次>

10.第2サイクル第1シーン(後編)

「夜汽車」10.第2サイクル第1シーン(後編) いつか知ること

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 ※短いです

 

GM それでは一度シーンを区切っていた、陽子さんと長月さんのシーンに戻してもよろしいですか?

如月陽子 あっはい、ありがとうございました。整理できました

GM では秘密を抜いた後のところから

如月陽子 陽子は元から顔色が青かったんですが、もっと青くなりました

長月梓 「それは僕には必要な記憶?」

如月陽子 「……貴方は知りたいんだったっけ?」

長月梓 「僕は、みんなにも自分にも、必要ないと思ってるよ、って。でもね、一つだけどうしても、僕にも多分やらないといけないことがあるんだ」

如月陽子 「それは、なに?」

長月梓 「人の心、それは僕が何かはわからないけれど、それは傷つきやすいから、僕は守ってあげなきゃいけないんだ。そう思ってるんだ。でもいずれみんなわかってしまうから」

如月陽子 しんどみを感じます

長月梓 「僕がどれだけ嫌だって思っても、みんなが忘れてくれていいって思っても、無理だから。そしてたぶんいつかは、僕も知らなきゃいけないと思う」

如月陽子 「……どんな時でも私は貴方の味方だって、信じて、くれますか?」

長月梓 「信じ、たい、信じたいし、信じさせたい」って言うかな

如月陽子 「私は信じて欲しいなって思うよ。いつか貴方がそう思えなくなる時が来るかもしれないけど、私がずっとそう思っているってことだけは覚えておいてほしいな」

長月梓 「うん、わかった」

如月陽子 「ありがとう。あなたとお話できて良かったよ」

長月梓 「うん」

如月陽子 シーン終わります

 

如月陽子 (えー!しんどすぎる!つら!なんだこれ!どうすればいいんだ!いずれにしても、長月さんがどう動くかによって変わってくるな。それにしても何で長月さんは王馬さんにあんなに優しいんだろ?やっぱPC4の秘密も見たいなー!)

 

←9.第2サイクル第1シーン(中編)

<目次>

11.第2サイクル第2シーン(前編)→

 

「夜汽車」11.第2サイクル第2シーン(前編) 忍とフェア精神

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長月梓 次は手番的に僕かな?

如月陽子 陽子の秘密、抜いちゃいますか?

長月梓 抜いちゃいますねー

王馬我刻 あれ、僕の秘密を教えてくれる約束は?

長月梓 うん、守られる。すげぇ、どうしようって感じ。長月さんかわいそ!心ないはずなんだけど、おかしいな!

源衛司 あと解体屋の秘密、下さるというのであればいただきたいです

王馬我刻 全然いいですよ

 

GM じゃあ長月さんのシーンで、全員出る感じですね

シーン表 ガタンガタンガタン・・・・。路線を走る音をぼんやりと聞いている。一体、この列車はどこに向かっているんだろう?

 

 

長月梓 「やっぱりみんな、集まってきちゃうんだね」

源衛司 「そうだね。お茶でも淹れるよ」って言ってお茶淹れますね

長月梓 「僕は、嫌だなって」

源衛司 「嫌?」

長月梓 「あと何回……ううん、なんでもない。それより王馬くん、何かお話したいことがあるんだよね?」

王馬我刻 「むしろお話を聞くことになってたと思うんだけど~僕~?先にそっちからじゃない?」

長月梓 「約束は守るよ」

王馬我刻 「さすがロボット!」

長月梓 「じゃあ君の秘密は教えるよ。でもね、何があっても僕を嫌いにならないでね」

王馬我刻 「うん、これ以上そんなことになるとは思わないよ!」

長月梓 「そう、ならいいんだ」PC4にPC4の秘密をお教えしても大丈夫ですよ!

王馬我刻 やったー!

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PC4の秘密→PC4
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如月陽子 一体何が起こっているんだー!王馬さんの秘密は私だけが知らないんだー!

 

王馬我刻 「ロボット、他に色んな人のこと知ってたりする?」

長月梓 「僕は知らないよ?」

王馬我刻 「じゃあさっきからこそこそ嗅ぎ回ってる、ゲンくん」

源衛司 「うん、なに?」

王馬我刻 「長月さんと如月さんの秘密、知ってるんでしょ?」

源衛司 「……知ってるよ」

王馬我刻 「教えて(はーと)」

源衛司 「そうだね、そうじゃないとフェアじゃないかな」と言ってお渡ししますよ、両方。でもその前に解体屋の秘密をもらってもいいですか?

王馬我刻 いま解体屋の秘密は渡すんですけど、もらう秘密によって何かしでかすかもしれない、という話なんです

源衛司 それはわかっていて、欲しいと言っています

王馬我刻 なるほど。では残念ですが、プシュケ飲みますね。……「ロボット、記憶取り戻したい?如月さんもゲンくんも、記憶取り戻したい?」PCとして!

源衛司 PCとしては、取り戻したいと思っています。ただ、PC4のことを考えると、僕は……

長月梓 自分はたぶん王馬に言われたら飲むよ

王馬我刻 言われなきゃ飲まない?

長月梓 うん。全員のことを傷つけてしまうって思ってるから

王馬我刻 如月さんは?

如月陽子 ……記憶は、取り戻さなくてもいいんじゃないかな、と思っています

王馬我刻 ではプシュケをラスト2口分だけ残して飲むことはできますか?

GM いいですよ

王馬我刻 解体屋の秘密を全公開します

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【解体屋の秘密】

解体屋は、PC4(王馬我刻)と契約した。契約の内容は「ある時間(3サイクル後)までにPCたち全員に関する全人類の記憶を完全に消し去る」こと。その記憶は「解体屋」の持つ酒、「プシュケ」に隠されており、これを呑むことで回復することができる。

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源衛司 「ふふ、全人類、か……大きな話ですね」

長月梓 「全人類が、みんな僕たちのことを忘れていっちゃうんだね」

王馬我刻 「ね~びっくりでしょ~?」

長月梓 「でも、それが仕方ない人と、だめな人がいるんじゃないかな?」

源衛司 「そう、だね。僕は、記憶は取り戻すべきだと思う。記憶がなくなっちゃったら、全部消えちゃうんだよ?」

長月梓 「仕方、ないんじゃないかな」

源衛司 「どうして? どんな記憶であっても、それを抱えながら生きていくのが、人間なんじゃないかな」

長月梓 「僕は、守りたい子がいるって言ったよね、ああその時いなかったのか」

源衛司 「守りたい子?」

長月梓 「うん」

源衛司 「……そうだね、長月くんにこんな事言うのはひどいと思うけど」って悲しい感じになっていますね。……王馬さん、秘密ほしいですか?

王馬我刻 そうだねー。いただけますか?

源衛司 渡すべきじゃないんだろうなー

王馬我刻 「ゲンくん、秘密ちょうだい秘密」

源衛司 「僕は2人ともが抱えているものを知っていますが、僕がそのプシュケを飲まない限りは、君に秘密を渡すことはできない」

王馬我刻 「同じことを考えていたんだよ。教えてくれるんだったら、分けてあげてもいいよ?」

源衛司 「わかったよ、じゃあ君のその言葉を信じるよ」って言って秘密を渡します

如月陽子 えー!これどうなるんですか!?

源衛司 本当にどうしよう?

長月梓 これが第2サイクルという恐ろしさ!

GM 皆さんが交渉で全部渡しちゃってるからですよ?

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PC1の秘密→PC4
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PC3の秘密→PC4
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王馬我刻 う~~! うわ~~!!!

源衛司 ということですよ

王馬我刻 ゲンくんは僕の秘密も持ってるから、わかりますよね?

源衛司 わかってて、渡しました

王馬我刻 僕が、このあとプシュケを渡して、どうしてほしいかもわかりますよね?

源衛司 どうしてほしいか?

王馬我刻 逆に言うなら、どうしてほしくないか、ですかね

源衛司 わかってますよ?

王馬我刻 よかったです。あっはっはっはっ

源衛司 あっはっはっはっ

如月陽子 怖い!ずっと笑ってる!

長月梓 笑えない顔してるね?

源衛司 忍としては0点のことをしている

王馬我刻 うわ~、これマジかぁ

 

 

←10.第2サイクル第1シーン(後編)

<目次>

12.第2サイクル第2シーン(後編)→

「夜汽車」12.第2サイクル第2シーン(中編) ロボの記憶

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 ※PC1 如月陽子の視点で進みます
 ※今回はPC間、PL間のおしゃべりだけで短めです

 

王馬我刻 「如月さ~ん、僕にゲンくんの秘密、くれてもいいんですよ?」

如月陽子 「え?」

 

王馬我刻 にこにこ

如月陽子 「でも私王馬さんのこと、どんな人かわかんないから……」

王馬我刻 僕の秘密、抜いてもいいですよ?

如月陽子 抜いても良い……3サイクル目でってことですよね? じゃあ衛司さんの方をちらっと見て、「王馬さんの秘密って、私が知っておいたほうがいいと思いますか?」って聞いてみます

源衛司 「えっ……ええ……?」

王馬我刻 「衛司くーん、僕たち友達だよねぇ!」

 

長月梓 「僕も知ってるよ」

如月陽子 そっか、長月さんは知ってるのか!

源衛司 あああ……

王馬我刻 「ロボは黙っててよ!」

源衛司 自分は王馬さんの秘密、渡さないですかね。情報的な価値とかそういうんじゃなくて、渡せない。陽子さんには「記憶は思い出すべきかもしれませんけど、そうだな、知らなくていいこともあるかもしれません」って言います

 

王馬我刻 「そうそう!で、教えてくれるの、ゲンくんの?」

如月陽子 いや、そもそもこの時点で陽子から王馬に信頼度があると思います?

王馬我刻 なーいー!残念です。いやー気になるなー!

長月梓 「王馬くん、だめだよ。無理にはだめ」

王馬我刻 「ええ~?」まあいいや、とりあえず約束だし、ゲンくんプシュケ飲む?

源衛司 いいの?

王馬我刻 僕はゲンくんの秘密知らないからな~?

 

 

長月梓 「僕も自分のこと、知ってたほうがいい?」

王馬我刻 「いいよ、ロボはロボのままで」

源衛司 「君は、そうだね……」

長月梓 「何も、知らないままでいいなら」

王馬我刻 「ロボが、そんな、ぜいたくだよ。わきまえろ!」べしべし

源衛司 そこについてはかなり難しい顔をしていますね。僕個人としては、長月くんに記憶は取り戻して欲しいと思ってますけど、プシュケはあと2口なんですよね?ああ……

 

王馬我刻 正直、現状PC2にはプシュケを渡してもいいと思ってます。秘密知らないんで

源衛司 そうですね……ただ記憶がどれほどのあれなのかわからないですね……ええ?二口?

王馬我刻 「今は」記憶を取り戻してもいいんじゃないかな、って

源衛司 なるほど?

長月梓 あーじゃあ普通にPC3の秘密もらおうかな?

王馬我刻 いや、あげねーけど?

源衛司 秘密はあげられない、ですね。記憶は取り戻してもいいかもしれないけど

長月梓 謎!!!

源衛司 謎のことを言っていますが、謎ではないんだ!

王馬我刻 いや、記憶もダメだよ!彼はこれからロボットとして生きていくんだ

源衛司 わからないですけど、僕は可能性を考えるなら、と思っています

 

王馬我刻 「ねえねえロボ太郎」

長月梓 「長月、だよ」

王馬我刻 「ごめんごめん、ツッキーさあ」

長月梓 「なに?」

王馬我刻 「ツッキー、僕の味方?」

長月梓 「味方? うん、ずっと言ってた守りたい子は君だね、って」

王馬我刻 「わーい! ツッキー大好き!」

長月梓 「でも、三回目はないと思ってるんだ、って。させないよ」

王馬我刻 「三回目?」

源衛司 そういうことか

 

 

 

←11.第2サイクル第2シーン(前編)

<目次>

13.第2サイクル第2シーン(後編)

「夜汽車」13.第2サイクル第2シーン(後編) 死なせない

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長月梓 僕もそろそろ普通に調査をする

如月陽子 完全に忘れてましたね!

源衛司 すごいですよね、他の人みんな秘密知ってるのに、調査判定させるっていう。申し訳ない

長月梓 陽子さんの秘密抜きに行くんだけど、普通に話そうかなって

如月陽子 おしゃべりします?

長月梓 こっそり無言で手招きしようかな

如月陽子  戸惑ってますけど、最終的に行きます

長月梓 「たぶん君は色々なことを知っていると思うから話すけど、できれば僕はみんなの味方でありたい。そのためにね、きっと僕は君に何かしてあげることがあると思うんだ」

如月陽子 それに対しては無言ですね。「あなたは、どうしたい?」

長月梓  「僕は、たぶん、世界から消えたい……だから、君のこと、少しだけお話聞かせて?」って言って、右手ぐって前にだしてぎゅーって握っちゃうかな

如月陽子 ん? 手ですよね? ハートじゃないですよね?

長月梓 いや、ハートですかね

如月陽子 ハートキャッチ(物理)ですか!?

源衛司 この流れでハートキャッチ(物理)しちゃうの!?

王馬我刻  ええ~? 後ろからビンタしたい!

源衛司 自分もしたい!

如月陽子 女の子に云々って言ってませんでしたっけ?

王馬我刻 ほんとだよ、お前!スパァンってやりたい

長月梓 でもほら、空気でやってるからね?

如月陽子 空気!?

長月梓 別に触ってやってるわけじゃない

王馬我刻 え~言動が迷子~。どういうこと?

長月梓 だからぎゅーってして、中の心をえぐって……えぐるって言っちゃった

源衛司 えぐっちゃダメだろ!

長月梓 心があるのか確かめたい、みたいな

王馬我刻 これは大ビンタだわ

長月梓 というわけで異形化を使ってもよろしいでしょうか

GM いいですよ

源衛司 使った瞬間、他の2人からビンタくらうパターン

長月梓 じゃあ、スッて手を離すよ

GM そしてこれでPC1の秘密は全体公開ですかね。ではPC1の秘密をPC1の方、読み上げていただけますか?

如月陽子 【PC1(如月陽子)の秘密】PCたちは、全員幼いころからの親友である。しかし、忍務の途中、自分の愛する人だとは知らず、敵対する忍者(PC3)(長月梓)を殺してしまった。あなたは、愛するPC3(長月梓)を自らの手で殺したのだ。あなたは、この【秘密】を見たら【使命】を「PC3(長月梓)につぐないをする」に変更しても良い。

 

長月梓 「そうか、ごめんね」って改めて手を握るかな

如月陽子 「……わかった?私のこと」

長月梓 「うん、わかった」

如月陽子 「あなたは、私にどうしてほしい?」

長月梓 「じゃあ……生きて欲しい」

如月陽子 「……!あなたが、そう言うなら、100才でも200才でも生きてやるわよ!」

長月梓 「そうか、ごめんね」

如月陽子 「でも、もしもあなたの願いが変わったら、一番に教えてほしいな」

長月梓 「うん、わかった」って言うな。これヒエッってなるな

源衛司 そうでしょうね

王馬我刻 それを傍から見る王馬とゲンくん

源衛司 そうですね、すごく悲しい顔をしている

長月梓 「君のことは、全人類の記憶から消させない。絶対に死なせない」

如月陽子 「……ありがとう」って言って、でも目は合わせられないですね……

長月梓 ほわあぁ~……えええ……? そしてそれを二人はどう見ているのか

王馬我刻 「まあまあ、そんな二人とも辛気臭い顔をしないで! ね! 仲良く対立、でしょ?」

長月梓 「対立? させないよ?」

王馬我刻 「そう?……ごめん、なんでもないよ」

如月陽子 「へんなひと!」

王馬我刻 「うるせぇころすぞ!」

源衛司 「まあまあ、とりあえずお茶でも飲んで落ち着いてください」

王馬我刻 「ったく……」

如月陽子  「じゃあ衛司さん、コーヒーをまたもらってもいい?今度はブラックがいいな」

源衛司 「……ええ、じゃあ濃い目に淹れてくるね」って言いますね。はぁ~

長月梓 「じゃあ僕は帰るね」って席を外してシーンを切るかな

王馬我刻 あ、シーン切る前に一言だけいいですか?

GM いいですよ

王馬我刻 「僕はみんなのこと、大切にしてるからね!大切に思ってるよ!」って言って僕も出ていきます

GM では第2サイクル第2シーンが終了となります

 

 

源衛司 第3サイクル第2シーンくらいの雰囲気だったかもしれない

如月陽子 【悲報】まだ半分

長月梓 これはマジであのなんか、いいですわ。自分から知ってしまうというのがたまんないね。あのシーンがたまんなかったね

源衛司 でも聞くより絶対自分で抜くべきだと思うんですよ、あれは

王馬我刻 ピンポイント素晴らしい

長月梓 そこからの絶対守るマンは本当にしんどかったわ

源衛司 あのですね、本当に、しんどい

王馬我刻 あっはっは

如月陽子  陽子さんをやっていた私の気持ちを少しでもわかっていただきたい

源衛司 本当にダメージでかいですよね、あーもう

如月陽子 後でわかってほしい

王馬我刻 報われるべきだと思います

源衛司 報われるかぁ~?って顔をしていますね。はぁ……

 

如月陽子 (とてもしんどい……「生きて欲しい」「絶対に死なせない」で涙出た……違うんだ長月さん、貴方は記憶を取り戻したら陽子を殺したいほど憎くなるんだ……いったい私はどうしたらいいんだ……)

 

←12.第2サイクル第2シーン(中編)

<目次>

14.第2サイクル第3シーン(前編)