ぶたくしのリプレイ公開計画

ぶたくしが趣味で書いたリプレイ置き場です。

「夜汽車」11.第2サイクル第2シーン(前編) 忍とフェア精神

 ※シノビガミを既にご存知の方向け
 ※公式シナリオ使用、秘密公開あり
 ※PC1 如月陽子の視点で進みます

 

長月梓 次は手番的に僕かな?

如月陽子 陽子の秘密、抜いちゃいますか?

長月梓 抜いちゃいますねー

王馬我刻 あれ、僕の秘密を教えてくれる約束は?

長月梓 うん、守られる。すげぇ、どうしようって感じ。長月さんかわいそ!心ないはずなんだけど、おかしいな!

源衛司 あと解体屋の秘密、下さるというのであればいただきたいです

王馬我刻 全然いいですよ

 

GM じゃあ長月さんのシーンで、全員出る感じですね

シーン表 ガタンガタンガタン・・・・。路線を走る音をぼんやりと聞いている。一体、この列車はどこに向かっているんだろう?

 

 

長月梓 「やっぱりみんな、集まってきちゃうんだね」

源衛司 「そうだね。お茶でも淹れるよ」って言ってお茶淹れますね

長月梓 「僕は、嫌だなって」

源衛司 「嫌?」

長月梓 「あと何回……ううん、なんでもない。それより王馬くん、何かお話したいことがあるんだよね?」

王馬我刻 「むしろお話を聞くことになってたと思うんだけど~僕~?先にそっちからじゃない?」

長月梓 「約束は守るよ」

王馬我刻 「さすがロボット!」

長月梓 「じゃあ君の秘密は教えるよ。でもね、何があっても僕を嫌いにならないでね」

王馬我刻 「うん、これ以上そんなことになるとは思わないよ!」

長月梓 「そう、ならいいんだ」PC4にPC4の秘密をお教えしても大丈夫ですよ!

王馬我刻 やったー!

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PC4の秘密→PC4
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如月陽子 一体何が起こっているんだー!王馬さんの秘密は私だけが知らないんだー!

 

王馬我刻 「ロボット、他に色んな人のこと知ってたりする?」

長月梓 「僕は知らないよ?」

王馬我刻 「じゃあさっきからこそこそ嗅ぎ回ってる、ゲンくん」

源衛司 「うん、なに?」

王馬我刻 「長月さんと如月さんの秘密、知ってるんでしょ?」

源衛司 「……知ってるよ」

王馬我刻 「教えて(はーと)」

源衛司 「そうだね、そうじゃないとフェアじゃないかな」と言ってお渡ししますよ、両方。でもその前に解体屋の秘密をもらってもいいですか?

王馬我刻 いま解体屋の秘密は渡すんですけど、もらう秘密によって何かしでかすかもしれない、という話なんです

源衛司 それはわかっていて、欲しいと言っています

王馬我刻 なるほど。では残念ですが、プシュケ飲みますね。……「ロボット、記憶取り戻したい?如月さんもゲンくんも、記憶取り戻したい?」PCとして!

源衛司 PCとしては、取り戻したいと思っています。ただ、PC4のことを考えると、僕は……

長月梓 自分はたぶん王馬に言われたら飲むよ

王馬我刻 言われなきゃ飲まない?

長月梓 うん。全員のことを傷つけてしまうって思ってるから

王馬我刻 如月さんは?

如月陽子 ……記憶は、取り戻さなくてもいいんじゃないかな、と思っています

王馬我刻 ではプシュケをラスト2口分だけ残して飲むことはできますか?

GM いいですよ

王馬我刻 解体屋の秘密を全公開します

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【解体屋の秘密】

解体屋は、PC4(王馬我刻)と契約した。契約の内容は「ある時間(3サイクル後)までにPCたち全員に関する全人類の記憶を完全に消し去る」こと。その記憶は「解体屋」の持つ酒、「プシュケ」に隠されており、これを呑むことで回復することができる。

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源衛司 「ふふ、全人類、か……大きな話ですね」

長月梓 「全人類が、みんな僕たちのことを忘れていっちゃうんだね」

王馬我刻 「ね~びっくりでしょ~?」

長月梓 「でも、それが仕方ない人と、だめな人がいるんじゃないかな?」

源衛司 「そう、だね。僕は、記憶は取り戻すべきだと思う。記憶がなくなっちゃったら、全部消えちゃうんだよ?」

長月梓 「仕方、ないんじゃないかな」

源衛司 「どうして? どんな記憶であっても、それを抱えながら生きていくのが、人間なんじゃないかな」

長月梓 「僕は、守りたい子がいるって言ったよね、ああその時いなかったのか」

源衛司 「守りたい子?」

長月梓 「うん」

源衛司 「……そうだね、長月くんにこんな事言うのはひどいと思うけど」って悲しい感じになっていますね。……王馬さん、秘密ほしいですか?

王馬我刻 そうだねー。いただけますか?

源衛司 渡すべきじゃないんだろうなー

王馬我刻 「ゲンくん、秘密ちょうだい秘密」

源衛司 「僕は2人ともが抱えているものを知っていますが、僕がそのプシュケを飲まない限りは、君に秘密を渡すことはできない」

王馬我刻 「同じことを考えていたんだよ。教えてくれるんだったら、分けてあげてもいいよ?」

源衛司 「わかったよ、じゃあ君のその言葉を信じるよ」って言って秘密を渡します

如月陽子 えー!これどうなるんですか!?

源衛司 本当にどうしよう?

長月梓 これが第2サイクルという恐ろしさ!

GM 皆さんが交渉で全部渡しちゃってるからですよ?

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PC1の秘密→PC4
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PC3の秘密→PC4
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王馬我刻 う~~! うわ~~!!!

源衛司 ということですよ

王馬我刻 ゲンくんは僕の秘密も持ってるから、わかりますよね?

源衛司 わかってて、渡しました

王馬我刻 僕が、このあとプシュケを渡して、どうしてほしいかもわかりますよね?

源衛司 どうしてほしいか?

王馬我刻 逆に言うなら、どうしてほしくないか、ですかね

源衛司 わかってますよ?

王馬我刻 よかったです。あっはっはっはっ

源衛司 あっはっはっはっ

如月陽子 怖い!ずっと笑ってる!

長月梓 笑えない顔してるね?

源衛司 忍としては0点のことをしている

王馬我刻 うわ~、これマジかぁ

 

 

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