ぶたくしのリプレイ公開計画

ぶたくしが趣味で書いたリプレイ置き場です。

「夜汽車」2. 導入

 ※シノビガミを既にご存知の方向け
 ※公式シナリオ使用、秘密公開あり
 ※PC1 如月陽子の視点で進みます
 ※元卓はどどんとふ・Discord使用のボイスセッション(6時間)です

 

GM あなた方は全ての記憶を失っています。自分たちが忍者である、普通の人とは違う特別な力を持っている、ということは実感できるのですが、自分が一体何をしていたのか、どういう人間だったのか、自分の名前くらいしか思い出せない。そんな皆さんの手元には、一枚の手紙が届いています。「そこに行けばすべてが分かる」と書かれており、「夜行列車つきのわ」の切符が一緒に入っています。それぞれ思うところはあるものの「夜行列車つきのわ」のホームにやってきたところから、物語はスタートします。今ホームには、駅員も含めて誰もいません。あなた方4人だけです。

如月陽子 「皆さんもこの列車に乗るって人ですかー?」って大きな声で言います

源衛司 近づいていって「そうですよ、貴方もですか?」

如月陽子 「そうなんですよ~!よくわかんないけど、この切符があって~!」と言っておもむろに切符を出します

源衛司 「ええ、僕も同じものを持っていますよ」と言って切符を見せます。「でもここには駅員さんも誰もいませんよね」

如月陽子  ですよね~!なんででしょうね~?あなた達もそうですか~!」って残りのお二人にも聞きます

王馬我刻 「は~い!持ってま~す!二人も持ってるんですね。」

如月陽子  同じ切符?」

王馬我刻  「同じ同じ~」

如月陽子  「ってことは、そっちの人も?」

長月梓 「うん……」

王馬我刻 「なんでそんなにテンション低いんだい?」

長月梓 「気のせいだよ」

如月陽子 ちなみにGM、汽車の時間というのは書いてありますか?

GM はい、書いてありますね。あと5分もしないうちに汽車は来るでしょう

王馬我刻 「5分もしないうちに?やばい」

如月陽子 「何か忘れ物?」

王馬我刻 「いや……焼き鳥が食べたい」

如月陽子 「焼き鳥!?下の売店で買ってくる?」

王馬我刻 「いや、大丈夫だよ」って言って鳥獣術とかで呼べないですかGM

GM いいですよ

源衛司 「えっ、ここで作るの?」

長月梓 やめろ!やめておけ!

如月陽子 「めっちゃ鳥飛んできたんだけど何これ!?」

長月梓 お前、今日一番に殺されるからな!

王馬我刻 呼んだ鳥、その場で丸焼きにしたりとかもできますか?

GM もちろんできますよ

王馬我刻 じゃあ振る舞いますね、皆さんに。「はい!焼き鳥ですよ!」

如月陽子 えええ~~~!?

長月梓 お前、今日一番に殺されるからな!!!

源衛司 「飼ってる鳥じゃないんですか?」って聞きますね

王馬我刻 「うん!友達だよ!」

源衛司 「なのに焼くんですか?」って悲しい顔をしていますね

王馬我刻 「ええ~?うーん、お兄さんも友達だよ!」

如月陽子 これヤバいやつだ!

源衛司 「僕はちょっと焼かれたくはないですね」

王馬我刻 「なんでなんで?友達を焼いたりはしないよ~!」

源衛司 「なる……ほど……」

長月梓 お前に「冷たい心」やるわ!

王馬我刻 「何でそんな不思議そうな顔をしているんだろう?」

 

GM そうやって皆さんが話していると、列車がホームに到着し、プシューッと音が鳴ってドアが開きます

如月陽子 「あ!これがつきのわっていう列車かな。とりあえず乗ってみる?」

源衛司 「そうですね、乗ってみないとわかりませんし」

如月陽子 「じゃあ私いちばんのり~!」と言って乗ります

王馬我刻 「あーずるーい!」

如月陽子 「へっへーん!早い者勝ちだし!焼き鳥なんか焼いてるからだよ」

王馬我刻 「くっそ〜、お姉さんも焼いちゃお」

如月陽子 「ええ~?それは困るんだけど!」

長月梓 何だこれ、って思いながら乗りますね

源衛司 後ろの方から着いていきますね

GM 車内は基本的に綺麗な客車です。その中に、皆さんの方を見て微笑みかけている女性がいますね

如月陽子 「わ~めっちゃ美人さん!」

源衛司 「どなたでしょうね?」

GM 王馬さんの方を見て「あら、二度もこの列車に乗るなんて、珍しい人ね」と言います

如月陽子 「え?2回目なの?」

王馬我刻 「2回目だよ?」

如月陽子 「マジで!じゃあそう言ってよね~も~」

王馬我刻 「ええ~?聞かれなかったからね。次聞かれたら3回目って答えるよ」

如月陽子 「増えてる!」

GM 「愉快な人達ね。私は食堂車の方にいるから、もし良かったら遊びに来て。特製のお酒を分けてあげてもいいわよ」と言って、彼女はその場を去っていきます

 

源衛司 「皆さんは、何でこの列車に乗ったんですか?招待されたからですか?」

如月陽子 「何か目が覚めたらこれが置いてあって、名前以外忘れてたんだよね~」

源衛司 「そうなんですね、実は僕もなんです。せっかくなのでお名前、お聞かせいただいてもいいですか?」

如月陽子 「私ね、如月陽子。陽子って呼んでね!」

源衛司 「陽子さんですね。僕は源衛司(みなもとのえいじ)といいます」

如月陽子 「宜しくね、衛司さん!」

源衛司 「お二人は?」って聞いてみますけど

如月陽子 奥の人、あんまり関わりたくないな

王馬我刻 「僕の名前は王馬っていいます」

源衛司 「おうまさん?」

王馬我刻 「王様の王に、王馬の馬!」

如月陽子 「わかんないよ!」

源衛司 何だろう、魔物の魔かな?とか思ってます

王馬我刻 「違うよ~!王馬の馬だよ~!」

源衛司 「あなたは?」って問いかけますね

王馬我刻 「そうそう、暗い人は?」

長月梓 「僕は長月梓」

如月陽子 「長月さん!」

王馬我刻 「長い月?」

長月梓 「そうだね。好きに呼んでくれて構わないよ」

王馬我刻 「は~い。ツッキー!」

長月梓 震え

如月陽子 「あれ、寒い?大丈夫?」

長月梓 「いや、平気だよ……」

王馬我刻 「焼こうか?」

如月陽子 「何ですぐ焼くの!」

王馬我刻 「焼き鳥が好きだからね!」

如月陽子 「でも列車の中はやめたほうがいいよ」

王馬我刻 「そうだね、焼き人間になっちゃう」

如月陽子 「それ焼死体って言わない?」

長月梓 「焼き……人間……そう」

王馬我刻 「なになに!さっきから怖いんだけど、この人!」

長月梓 「人間ね……」

王馬我刻 何だコイツ、こえ~~!

如月陽子 という感じでどうでしょう?

GM ではここらへんでシーンを切りましょうか

 

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