ぶたくしのリプレイ公開計画

ぶたくしが趣味で書いたリプレイ置き場です。

「夜汽車」14.第2サイクル第3シーン 奇妙な猫と悪夢

 ※シノビガミを既にご存知の方向け
 ※公式シナリオ使用、秘密公開あり

 

如月陽子 次のシーンはどうします? 衛司さんも王馬さんも、ほとんど秘密全部持ってるじゃないですか

源衛司 秘密ばらまいた人がいるんで

王馬我刻 リーチ!リーチ!ありがとう!リーーーチ!

源衛司 王馬くんは僕の秘密抜きに来ます?

王馬我刻 いや、どうしようかなって考えていますね。ちなみに解体屋さんと話すことはできるんですか?

GM もちろんできます。解体屋さんは時間が来るまで、皆さんがこの列車の旅を楽しんでいるのを、お酒を飲みながら見守っていますね。契約の時間までは

源衛司 僕は陽子さんと感情結びに行きましょうかね。王馬くんは何するか決まってます?

王馬我刻 いやいや全然、決まってないですよ! はい! いいですよ先に動いていただいて。全然!

如月陽子 うわっ胡散臭い! マジでトリックスターなんですけど王馬さん

王馬我刻 本当にトリックスターなのはPC2の方なんだよな! 僕はムーブが人外なだけです

源衛司 僕は忍びとして0点なだけで、ムーブは人外じゃないですよ

王馬我刻 じゃあ僕、先にPC2の秘密を抜きに行きます

源衛司 どうぞ

王馬我刻 一旦全員シーンに出さないで、解体屋に会いに行きます。ごめんなさい皆さん。大変申し訳無い顔をしておこう。顔だけ

 

解体屋 「あら、もう戻ってきたの?どう?そのお酒、美味しかった?」

王馬我刻 「え~、ヤバみに溢れておりました~」

解体屋 「貴方が私と契約したんですからね、この内容を」

王馬我刻 「そうですね。ちなみにこれ、途中で記憶取り戻しちゃった場合って消せるんですか?」

解体屋 「勿論よ。というよりは、時間になったら記憶を全て返していただくわ。『全人類から、あなた方の記憶を、消させていただく』……あなた方も、人類でしょう?」

王馬我刻 「確かに~! 一人だけロボットがいますけどね!」

解体屋 「あら、もしロボットだったら人類に含まれないかもしれないわね」

王馬我刻 「じゃあ記憶取り戻したら、奪われちゃうと」

解体屋 「ええ」

王馬我刻 なるほどなるほど。プシュケもう一口飲みます

GM いいですよ

王馬我刻 ちなみに記憶を消す方法って、なんかすごい忍法とかなんですか?

GM そうですね。解体屋は渡来人、異世界から来た人間なんですよ。人間の常識とかそういうちゃっちいもので考えなくて良いです

王馬我刻 別に記憶を消す=殺すみたいな、そんな物騒な話ではない?

GM はい。全ての人間から、あなた方の記憶が、消えるだけです

王馬我刻 「ああ~なるほど、ありがとうございます~。じゃあもういいです~」

解体屋 「まあ、この旅を楽しんでいって。残り時間は後少しだけど」

王馬我刻 「は~い! 友達たちと楽しみま~す!」

 

王馬我刻 さあ、ゲンくんの秘密を抜くぞ! でもここにいないゲンくんに何で秘密抜こう?

源衛司 じゃあ近くに猫が歩いていますね

王馬我刻 「あ~かわい~い!」憑依術で憑依します

如月陽子 えっ!?

長月梓 人外だわ

王馬我刻 (ころころ)成功したので、猫の体を乗っ取りま~す

源衛司 猫が衛司くんのところに戻ったときに、秘密しゃべっちゃうのかな? 本当に忍びかお前は!

王馬我刻 猫になってゲンくんのところに行きますね。とんとん。がらがらっ、「お邪魔しまーす」ぴしゃっ

源衛司 多分全部にゃーんで聞こえているのかな?「お前も今回はありがとな」と言って秘密話しますね。「こんな感じだったみたいなんだ、はぁ……」

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PC2の秘密→PC4
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王馬我刻 くっそ、自分の手番が来る前にこの秘密ほしかった~~!

源衛司 そんな気はしていました

王馬我刻 なるほど。……さすがは、友達

源衛司 「なんか変だなお前、変なものでも食べたのか?」

王馬我刻 「やめろやめろこの野郎、覚えておけよ本当に、絶対許さんからな!まったくぅ!ほんっとに、ほんっとに!」と猫に中の人が憑依しました

長月梓 やめろ!憑依すんな!

源衛司 「僕はただ、前を向いて欲しいだけだよ」

王馬我刻 じゃあ猫になったまま聞きますね。「ちなみにお酒飲む?」

源衛司 「お酒……飲みます」

王馬我刻 「自分が?」

源衛司 「今はわからないですけど……一口しかないんですよね?」

王馬我刻 「一口しかないです!自分が飲みたいですか?」

源衛司 「いや……それはちょっと微妙なところですね」

王馬我刻 「他の人に飲ませたいんですか!?」

源衛司 「可能性がないとは言わない、ですね」

王馬我刻 うう~なるほど~!じゃあ猫は出ていきますね

源衛司 はい、わかりました

王馬我刻 うう~~ん、まあ、そっかあ~~。シーンを切ります

 

源衛司 ここは嘘つかずに、正直に言います

王馬我刻 いや~~そっかあ~~!

源衛司 たぶん僕の気持ちを王馬くんはわかってくれていると思うので。ははっ

王馬我刻 わか、ってます、よ

如月陽子 コンプリートしましたもんね~二人とも~!

源衛司 悲しいことにね

王馬我刻 これはコンプリートしなくてはいけない。背負わなくてはならない

源衛司 なので渡しました。はい

王馬我刻 今更ですけどシーン表を振るのを忘れていました

GM 別にいいですよ?

王馬我刻 最後に振りますね

長月梓 どこで猫になったのか?

シーン表 夜行列車(5[2,3]) → ・・・はっ!?夢か?いつの間にか眠っていたようだ。何か、悪夢を見ていたようなのだが・・・。

長月梓 夢でした~~~~! ありがとうございま~~~す!

如月陽子 おめでとうございます!

源衛司 気の所為だったんじゃないですか?

GM 憑依術が解けた後くらいですかね?

王馬我刻 引いちゃいけないところを引いていく!

長月梓 猫が中の人憑依しました、悪夢でした! ありがとうございました~!

王馬我刻 本当に許さないからなお前だけは!

長月梓 草ァ!許しな!

王馬我刻 シーン切ります

 

如月陽子 (みんなRPもプレイングもすごいなあ……私全然わかんないよ……あとやっぱりPC4の秘密気になる……ほしい……)

 

←13.第2サイクル第2シーン

<目次>

15.第2サイクル第4シーン→ 

「夜汽車」15.第2サイクル第4シーン(前編) 解体屋とブレーメン

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源衛司 僕は陽子さんと感情を結びに行くんですが、その前に解体屋さんとお話したいです

GM もちろんいいですよ

源衛司 では陽子さん、出ていただけると

如月陽子 は~い

源衛司 あとのお二人はどうします?出たいですか?

長月梓 あ~、僕も傍には行っちゃうかなぁ

源衛司 傍に……OKです、頑張ります

長月梓 何も思ってないし、顔にも出てないから大丈夫だよ

源衛司 衛司くんの心にダメージがあるだけなんで

王馬我刻 そうですねぇ、その方が出るなら出てもよろしいでしょうか?

源衛司 どうぞ

GM じゃあ全員が出るってことですね?了解です

シーン表 ガタンガタンガタン・・・・。路線を走る音をぼんやりと聞いている。一体、この列車はどこに向かっているんだろう?

源衛司 いつもぼんやりしていますね、この人達

GM ぼんやりとしたいんじゃないですか?

源衛司 ぼんやりはしたいですね!気持ちを落ち着かせるために、備品の整理とかして、サポート忍法の補給を使いますね。(ころころ)成功したので、神通丸を回復させておきます

 

源衛司 では一人で解体屋さんのところへ行きます「こんにちは」

解体屋 「あら、こんにちは。どう?この列車の居心地は?」

源衛司 「列車としてはとても素敵な列車だと思いますよ。……後は、僕たち自身の問題ですかね」

解体屋 「ええ、そうね」

源衛司 「貴方がどんな人なのかは、王馬くんから聞きました。契約のことも。それで、記憶のことについて聞きたいことがあります」

解体屋 「あら、何かしら?」

源衛司 「記憶を取り戻す方法は、プシュケしかないんですか?」

解体屋 「ええ。そうね、まあ、もしも私を倒すことができたとしたら、記憶を全て返してあげてもいいわよ?」

源衛司 「記憶を、全て……」

解体屋 「ただ、本当に記憶を返してしまってもいいの?」

源衛司 「僕は、たとえ辛い記憶でも、それを持って前に進まなきゃいけない、と思ってるんです。だから、記憶は、たとえそれでどんなことが起ころうとも、取り戻すべきだと思っています」

解体屋 「……そう。貴方は、そうよね。他の人はどうかしら?」

源衛司  「それは……まだ、わからないです。プシュケは、王馬くんが持っていたもので全てなんですか?」

解体屋 「ええ。彼に渡したものが全てよ」

源衛司 「そうですか。いま王馬くんと結んだ契約を破棄することはできないんですか?」

解体屋 「できないわね。私は、一度結ばれた契約は簡単に破棄することはできないから」

源衛司 「そうですよね、であれば、僕は貴方を倒さなくてはいけないかもしれない」

解体屋 「おとなしく、記憶を全て私に返してくれる方が、貴方にも、貴方の友人たちにも、いいと思うのだけれど。少なくともこういった結果を生んだ誰かはいるのだから。そうでしょう?」

源衛司 「確かに、そうですね。でもそうしたら、全部なくなってしまうでしょう?今まであったもの……なくさなくていいものまで。全部」

解体屋 「ええ。でもなくしても、また一から作り直せばいいじゃない。失うだけよ?」

源衛司 「……」

解体屋 「命を取ろうというわけじゃない、記憶を、あなた方のすべての記憶を、返してもらうだけ。全人類から消させてもらうだけ、たったそれだけのことよ?」

源衛司 「僕自身の記憶も消えるんでしょう?全部」

解体屋 「ええ。辛い記憶も、楽しい記憶もね」

源衛司 「人間って、ただ生きているだけじゃなくって、積み重ねた記憶があるから、その人自身になるんじゃないでしょうか。僕は、少なくともそう思うんですよ。だから、そういうわけにも、いかないですね」って笑いますね。悲しいなぁ。勝てる気しないなぁ、と中の人は思っている

長月梓 頑張れ!

源衛司 「だから、また会いに来ますね、でもその時は、お酒を飲みに来るわけじゃなくて、あなたに挑みに来るときだと思います。お話ありがとうございました」って言って出ていきますね

解体屋 「あなたがどんな結論を出そうとも、私はそれを快く受け止めるわ。ただ、契約は遂行させてもらうけれど。しばらくはこの旅を楽しみなさい」

源衛司 「ええ、ありがとうございます」……食堂を出て、陽子さんの方に会いにいきますね!

如月陽子 あと1サイクルあるんだよなぁ!

GM クライマックスに入りたい

長月梓 入りたいよねこれは

源衛司 ちが、違うんですよ!この辺ははっきりさせておきたかったんですよ、震え声

 

 

←14.第2サイクル第3シーン

<目次>

16.第2サイクル第4シーン(後編)

「夜汽車」16.第2サイクル第4シーン(後編) いい人と鈍感女

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源衛司 じゃあ皆さんのいる方に行きますよ

如月陽子 「あら衛司さん、どこ行ってたんですか?」

源衛司 「ちょっとお酒を飲みに行っていました」

王馬我刻 「お酒~?」

源衛司 「ちょっと陽子さん、お話いいですか?」

如月陽子 「は、はい」

源衛司 ちょっと呼び出して、二人のいないところで話をしますね。「陽子さんは長月さんのこと、知ったんですよね?」

如月陽子 「はい」

源衛司 「どう、されますか?どうされたいと思っています?」と聞きます

如月陽子 「私のこと、衛司さんは知ってますよね?」

源衛司 「ええ、知ってます」

如月陽子 「私は、あの人に、できる限りのことをしてあげたい、そう心から思っているんです」

源衛司 「できる限り……」

如月陽子 「私ができることだったらなんでも、彼が望むのであればね」

源衛司 「彼が何を望んでいるのか……そうですね、僕は貴方がどのような選択をするのかわからないですけど、前を向いて歩いて欲しいと思っています」

如月陽子 「前?」

源衛司 「今まで積み上げてきたもの、崩すことなく、そのまま進んでいって欲しいと、思っています。これは陽子さんだけじゃなくて、みんなに対して、そう思っています。だから、例えすがりたいものがあったとしても、過去を受け入れて、前に進んでいくべきなんじゃないかと」

如月陽子  「……衛司さんは、優しいね」

源衛司 「いえ、優しくなんてないですよ。現に、皆さんに辛い思いをさせてしまったと思っています。僕のこの思いだって、ただ僕自身が思っているだけで、それが正しいだなんて、とても思ってはいません。でも少なくとも、僕自身の願いとして、そうあってほしい、そうしていってほしい、って思うんですよ。昔から、貴方のことを知るからこそ、僕はそう思いますよ」

如月陽子  「ありがとう。やっぱり衛司さん、いい人だよ!」

源衛司 「いやあ、そうじゃなくて……」

如月陽子 「いしし!」

 

源衛司 ……感情を取る、技能がないぞ?

王馬我刻 そんなときは異形化!

如月陽子 困ったときの異形化!

王馬我刻 ハートキャッチ(物理)~!

源衛司 異形化振るのか? ちょっと待ってください?あれですね、犬になります!

如月陽子  わんちゃん!

源衛司 わんちゃんになります。「そうですね、僕も色々と秘密があるんですけど」と言って犬になりますね?

如月陽子 「あれっわんちゃん?衛司さん、わんちゃんになれるの?」

源衛司 「そうなんです~」って言ってわんわん言ってますね

如月陽子 「犬も猫も私、本当に好きなんだよね、撫でさせてもらってもいい?」

源衛司 「大丈夫ですよ。……あまり時間は残されていないかもしれないですけれど、いまこの時間だけは、穏やかに過ごしていけたらいいですね」って感じで戯れていますね。異形化で感情判定します

GM はい、どうぞ

如月陽子 こんな穏やかな異形化が

源衛司 (ころころ)成功ですね。では感情表を

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源 衛司: 感情表(3) → 愛情(プラス)/妬み(マイナス)
如月 陽子: 感情表(5) → 憧憬(プラス)/劣等感(マイナス)

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源衛司 うわっ!? うわ~~………なるほど、なるほど?

GM つまり今までの行動は?

王馬我刻 ……なるほど?震えましたわ今!

源衛司 これは……ある意味腑に落ちたところはありますね、愛情取っておきますね

長月梓 やってくれたな!

王馬我刻 あっはっは!これやべえな!

GM これすごい関係ですね!

源衛司 特に僕と王馬くんは、あははって感じになってるんじゃないですかね!

王馬我刻 思ってますね、これは。色々知ってるんで

源衛司 ね。震え

王馬我刻 震え

如月陽子 震えている?

源衛司 そうですよ

長月梓 会いたくて震えている?

王馬我刻 正しいですわ

源衛司 君想うほど遠く感じてますよ

王馬我刻 めっっちゃ正しいですわー

 

如月陽子 では自分はどっちでもいけるので、困ったときのchoice! 憧憬と劣等感ですね(ころころ)はい劣等感です

源衛司 はっはっは!は~いそっか~きっつ!

王馬我刻 PL的に頑張って欲しいわちょっと

源衛司 がんばりますね~

長月梓 謎に応援される中の人

源衛司 人間の姿に戻って、「またそうですね、お茶にでもしましょう、色々お話しましょう」っていう感じで

如月陽子 「衛司さんって紅茶とかも淹れられる?お願いしたいな」

源衛司 「わかりました」って準備をしに行きますね

如月陽子 本当に衛司さんはすごいな、私はあんなふうになれないな……と思っています

源衛司 シーンエンドにします

GM ではこれで2サイクルが終了です。ここで一回休憩をはさみましょう

 

如月陽子 (衛司くんめっちゃいい人か!!!心情的には憧憬取りたかったけど、このままいくとPC3を生き返らせるためにPC2とは敵対になると思うんだよな。結局choiceで決めたらマイナスになっちゃった。せっかく愛情取ってくれたのにほんと申し訳ない。しかし愛情でめっちゃ盛り上がってたのは何だったんだろ?)

 

 

←15.第2サイクル第4シーン(前編)

<目次>

17.休憩→

「夜汽車」17. 休憩

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【長月くんは役得】

長月梓 ていうかマジごめんって感じ~

源衛司 長月くんに関しては、周りがごめんって感じだから、大丈夫です

長月梓 なんか知らない間にすげぇ役得になっていて終わったわ

王馬我刻 役得……

源衛司 まだ終わってないから

王馬我刻 まだ最後の大波乱があるからさ

長月梓 多分ねえ、ないよ。ないっていうか、させないから、ないよ

源衛司 させない、か……

 

【王馬の秘密と長月くん】

如月陽子 陽子はPC4の秘密抜いてないからほしいな~

王馬我刻 あ、抜きます~?

如月陽子 欲しい~!

長月梓 あ、そしたらPC3とお話しましょう

王馬我刻 待て待て

如月陽子 え? PC3とお話しつつ、PC4の秘密を抜くっていう不思議なことになりません?

長月梓 僕がPC4の秘密をお渡ししますよ

王馬我刻 おい

如月陽子 え、本当にいいんですか?

王馬我刻 マジでキレたわ

如月陽子 奥の方でキレてる人いますけど!?

長月梓 PC2の秘密と交換したいって感じですかね

如月陽子 王馬さんとしては、そういうふうにしてほしくない?

王馬我刻 ……いや、もう我々は忍びですから

長月梓 諦めていただきたい

王馬我刻 王馬の私怨じゃなくて、中の人の私怨がつのるだけだったわ

長月梓 許せ

王馬我刻 許さない

如月陽子 大丈夫なんですかこれ

王馬我刻 全然許さないけど、大丈夫ですよ

 

←16.第2サイクル第4シーン(後編)

<目次>

18.第3サイクル第1シーン→

「夜汽車」18.第3サイクル第1シーン プシュケの行方

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 ※少し長めです

 

王馬我刻 一番最初に動いていい?感情を結ぶだけだけど

如月陽子 どうぞ

王馬我刻 全員出てきてもらえたりします?円卓会議したい

 

 

王馬我刻 シーン表振ります。もう夢オチにはさせない

シーン表 夜行列車(2[1,1]) → 車内の灯りがすべて消える。それとも・・・・。全てが闇に覆われる。

源衛司 「ではこんなこともあろうかと明かりを」

王馬我刻 「僕も焼き鳥を焼くときの火がありますけど、どうしますか?」

長月梓 「車内に持ち込んじゃダメだよ」

王馬我刻  「焼き人間…焼死体になっちゃうもんね」

 

王馬我刻 「えっと、あー、陽子さん」

如月陽子 「はい?」

王馬我刻 やべ~全然キャラが掴めなくなっちゃった~! どうしよ~無理〜!

如月陽子 ええ~? そう言われても

王馬我刻 「ねえ陽子さん陽子さん、陽子さん陽子さん」

如月陽子 「はい何でしょう?」

王馬我刻 「陽子さん!」

如月陽子 「はい!」

王馬我刻 「はっはっは!……はぁ」

如月陽子 「え? へんなひと!」

王馬我刻 間違ってない~

源衛司 今に始まったことではない

王馬我刻 「陽子さん、僕にだけ殺伐としすぎじゃない?どうしてこうなってるの?」

如月陽子 「最初に鳥を焼いたから」

長月梓 「ああ……」

王馬我刻 「え~焼き鳥みんな好きでしょ~?もしかしてタレ派だった?」

如月陽子 「何か用事があるんじゃないの?」

王馬我刻 「単当直入に聞くけど、ゲンくんのこと知ってるでしょ?」

如月陽子 「知ってるよ?」

王馬我刻 「僕も詳しく知ってるんだけどさ、このあと陽子ちゃんどうするの?ゲンくんのこと手伝うの?」

如月陽子 長月さんから少し離れたところに行って、「王馬くん私のこと知ってるんでしょ?」と聞きます

王馬我刻 「知ってるよ?」

如月陽子 「私はね、長月さんのしたいようにしたいんだよね。だから長月さんが望むなら、衛司さんのこと手伝うよ」

王馬我刻 「そっかぁ……ツッキーツッキー!」

長月梓 「なに?」

王馬我刻 「ツッキーは、これから、僕のロボットとして生きたい?それとも記憶、取り戻したい?」

如月陽子 すごい二択だな

長月梓 「君のロボットとしては生きることはできない。僕は人間だよ」

王馬我刻 「そっか。ついにその事実を知ってしまったんだね。でも記憶は、どうする?取り戻したい?」

 

長月梓 「正直わからない。僕はね、もう自分のために生きるのは終わったんだよ」

王馬我刻 「誰のために生きたいの?」

長月梓 「さあ」

王馬我刻 「君はどうしたいの?」

長月梓 「さあ」

王馬我刻 「うーん」

長月梓 「もう僕にできることはないよ」

王馬我刻 「いやー、それはどうかな?」

長月梓 「いや、ないんだ」

王馬我刻 「そっか。ゲンくんは? お酒、欲しいんでしょ?」

源衛司 「そう思ってたんだけどね。でもそれはもう一口分しかないんだよね?」

王馬我刻 「そうだよ? 君の分、だけだよ?」

源衛司 「僕はそうだね、長月くんが全部を知ってから選びたいっていうのであれば、長月くんが飲むのも一つなんじゃないかなって、思ってるよ?」

王馬我刻 「……本気で言ってる?」

源衛司 「……うん。彼がいま抱えているのは、きっと、全部の記憶を思い出していない状態で、最後に残ってしまったものだけなんじゃないかな。だから全部の記憶を取り戻して、その上で長月くんがどう思うか……そうしないとフェアじゃない気がするんだ」

王馬我刻 「記憶を取り戻すことは諦めたの?」

源衛司 「まさか。諦めたりなんてしないよ?」

王馬我刻 「だってさ……」

源衛司 「僕はね、あの解体屋さんと、たぶん戦うことになるんだと思う」

長月梓 「そうだね、僕もそれに関してはそう思ってるよ」

王馬我刻 「君もそのつもりなのかい?」

長月梓 「僕は消させない。絶対に」

源衛司 「な、長月くん……」と悲しい顔をしていますね。言葉に詰まる感じです

如月陽子 ええ~……ちょ……

王馬我刻 「長月くん……それは、この4人は誰も欠けさせないとか、そういう意味?」

長月梓 「それは無理だから。僕のせいで、世界中から消え去ることもできない。させたくない」

王馬我刻 「……そっか」

長月梓 「僕に勇気があれば、僕のこと、忘れてねって言えるんだけどね、って。僕の、ことだけ。最初から、三人だったんだよ、って」

源衛司 「そんなこと、言わないでください。いま、僕たちの中に、なかったとしても、きっとみんなで過ごしてきた日々はあったんだよ。だからさ、そんなこと言わないで欲しい」

長月梓 「最初っからなかった、君たちは三人だよ」

源衛司 「長月くん……」

王馬我刻 「うーん……じゃあ、君も解体屋さんと戦うんだね?」

長月梓 「そう、だね」

王馬我刻 「陽子ちゃんは?戦うの?」

如月陽子 「……長月くんに、真実を知ってほしいな。私が決めるのはその後」

如月陽子 長月、梓くんで、合ってますよね?

長月梓 はい

如月陽子 「梓くん?」

長月梓 「うん」

如月陽子 「あなたには、全部知った上で選択してほしいの」

長月梓 「……うん」

如月陽子 「あなたに、知ってほしいことがある。あなたの、本当のこと」

源衛司 「……伝えるの?」

如月陽子 「うん……私はね、私が言うのもなんだけど、梓くんに生きて欲しい、本当にそれだけなの。梓くんがすべてを知らないで、このままいるのが耐えられない」

源衛司 「だったら、全部思い出してもらうべきじゃないかな」って王馬くんの方を見ますね。ちらり

如月陽子 ちらり

源衛司 ああ~、本当に自分の首を締めているような気がするけど

王馬我刻 「ゲンくん……まさかゲンくんの口からそれを聞くとは思わなかったよ」

源衛司 「はは、なんだろう、隠し事も嫌なんだけどね?このままだと、長月くんは、結局知らないままでいることになるんだよね。全部知ってそれで選ぶっていうのが、やっぱり僕たち同士、対等でしょう?そうじゃなきゃ、やっぱりフェアじゃない」

王馬我刻 「ゲンくんは、長月くんのことも、僕のことも知っているよね?」

源衛司 「知ってて言ってる。わかってるよ?それでもお互いがぶつかるなら、それはそれで仕方のないことだと思う」

王馬我刻 「例え死人が出たとしても?」

源衛司 「それは、僕が止めるから」

王馬我刻 「……わかった。でも、もしものことがあったら、僕が君を許せないと思う」

源衛司 「そうだね、そうならないように、頑張るよ」

王馬我刻 わかりました。じゃあお酒を渡す前に、ゲンくんと感情を結びますね

GM わかりました

如月陽子 GMの声を久しぶりに聞いた気がします

長月梓 確かに!

GM ずっとニヤニヤ聞いていましたよ

 

王馬我刻 僕は君のこと信じてるよ、ということで言霊術。マジで、信じてるよ?(ころころ)成功ですね

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源 衛司:感情表(1) → 共感(プラス)/不信(マイナス
王馬 我刻:感情表(3) → 愛情(プラス)/妬み(マイナス)

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長月梓 これ、愛情に共感すんの!?やめろ!

王馬我刻 ひどい関係性……これはどうすればいいのかな!

源衛司 お任せしますね

王馬我刻 いや妬む要素は大いにあるけど。……大いにあるわ!

源衛司 うですね

王馬我刻 はあー……じゃあ友愛ということで、愛情を取りますね

源衛司 僕は共感で。君の思ってることをわかってる、っていう感じですよ

王馬我刻 「本当は妬むのが正しいのかもしれないけど、やっぱり僕は君のことを妬めないよ」

源衛司 「ごめんね」

王馬我刻 「まったく嫌な奴だよ…じゃあ長月くん」

長月梓 「うん」

王馬我刻 「いや、梓にこれを渡しておくね」といってプシュケを、プライズを譲渡します

王馬我刻 「じゃあ、好きなときに飲んで」って言って席を外して、シーンを切ります

GM わかりました。ではこれでシーンを終わって良いですか?

如月陽子 長月さんに「それ飲むの?」とだけ聞きます

長月梓 「どうしよう」

如月陽子 「悩んでる?」

長月梓 「……悩んでる」

如月陽子 「私は、結局そのお酒が何なのかちゃんとわかってないけど、でも貴方に全部思い出して欲しいっていうのは本当の気持ちだから」とだけお伝えします

長月梓 「うん、わかった」

源衛司 「もし何かあったら、僕がなんとかするから、きっと大丈夫だよ」

如月陽子 しんどそうな顔で「ありがとう衛司さん」って言いますね

源衛司 はぁ……大丈夫です

GM じゃあこのシーンは終わりにしましょう

如月陽子 (このままだと梓くん、復活のことを知らないまま、記憶取り戻す側についてしまう。衛司さんには申し訳ないけど、陽子としては何とかして梓くんに復活してもらいたい。秘密押し付けるなり何なりして、梓くんに復活の目があることを知ってもらって、記憶消す側に回ってもらおう。その結果、いまの2人の関係が壊れようが恨まれようが殺されようが、それは元々自分のせいだし仕方ない。私は梓くんに生きてもらいたい。それが多分自分のつぐないだよね)

 

←17.休憩

<目次>

19.第3サイクル第2シーン(前編)→

 

「夜汽車」19.第3サイクル第2シーン(前編) 希望的観測

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 ※今回は行動前のPL相談のみです

 

GM では第3サイクル第2シーンに移りたいと思います

長月梓 どうせならそのお酒飲めよって感じだけど、どうしよっかなあ。でも情報は交換したいな

如月陽子 PC4とPC2の秘密を交換するのはOKなんですけど

長月梓 はい

如月陽子 それに、PC3の秘密を、つけるといったら、読みますか?

源衛司 うおぉ……

長月梓 そうしろというなら、読むかな

源衛司 全力で止めますー。でも止められないっていう悲しみがありますね考えるのはお酒を飲んでからでもいいんじゃないですかね?

如月陽子 お酒を飲むことによって、長月さんがどういう効果を得るのかっていうのがまだわかってなくて

源衛司 それは確かに不明ですね記憶を取り戻すってことですが、どんな記憶が出るかまではわからない

如月陽子 そうなんです。秘密の内容までわかるのか何なのか

GM ああ、そこは私が描写をちょっと雑にしちゃいましたね。PC4の王馬さんは、飲んだその時に既に秘密を獲得しています

王馬我刻 はい

如月陽子 それは、お酒の秘密を獲得してたってこと?

GM 違います。王馬さんの記憶と共に、王馬さんの秘密を

如月陽子 あ、そういうこと?お酒を飲むと、自分の秘密も含めて、思い出しちゃう

GM だって全ての記憶を取り戻すということは、自分の秘密も取り戻すということですよ?

如月陽子 あー!そっかあ

王馬我刻 はい。僕が渋った理由です!

GM そこが伝わってなかったのかなっていう

如月陽子 すみません、私が察せなかったんです

GM いえいえ、私もあえてこっそり出しちゃったんで

源衛司 そこまでは知らなかった顔をしていますね

王馬我刻 ずっと黙ってて申し訳ない! だから、すごく王馬は衛司を恨んでいます! 王馬は衛司がお酒のことを知っていると思っているので!

源衛司 うんうん、なるほど

GM 一応、「記憶はプシュケに隠されており、これを飲むと回復することができる」と書いてありますので

如月陽子 秘密を渡すまでもなく、長月さんがお酒を飲めば、PC3の秘密は長月さんに行く?

GM はい

源衛司 ちょっと戦犯の顔をしていますね

長月梓 後手に後手に回るよね

源衛司 あっ、なるほど~! そ、そういうことかあ~! うわあ~! ってなってますね。希望的観測すぎた感

GM まあ、飲む飲まないの選択肢はPC3の長月さんにありますから

源衛司 お酒を飲むことで、別の秘密を獲得するのかな?と思っていたので

如月陽子 私もです

王馬我刻 僕もその希望的観測でいくなら、何か新しいアレがアレするのかな~?って希望を持ったりはしましたね

源衛司 そうなんですよ。その希望を、僕は……みたいな。希望とは?みたいな感じになりかねない。全てを破壊する

王馬我刻 でもこのPC3の特殊な状況下なら、ワンチャン……とか思ってましたね

源衛司 あぁ……

王馬我刻 まあ任せますよ。僕の手元にはもうそれはないですから

 

長月梓 え~~?じゃあ飲む飲まないかは、秘密交換してから、って感じですかね?

如月陽子 じゃあ、先にPC2とPC4の秘密を交換してみましょうか?

GM はい。ではシーンに出る方は?

如月陽子 はーい出まーす

GM ではシーン表を

長月梓 ほかに誰も出なくて草生えてますね

王馬我刻 出れね~~! 出れね~んだよな~!

源衛司 これは出れない、これは

 

 

←18.第3サイクル第1シーン

<目次>

20.第3サイクル第2シーン(後半)→

 

「夜汽車」20.第3サイクル第2シーン(後編) 最後の一口を貴方へ

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長月梓 「ここはどこかな?」

如月陽子 「どこだろうね?」

長月梓 「でも長くいちゃいけないよ」

如月陽子 「そう、だね」

長月梓 「たぶん、君が知らないことを僕が知ってるんだよね。僕が知らなくて君の知ってること、教えて?」

如月陽子 「そうだね、じゃあ交換だね?」

王馬我刻 はあ……

 

GM ではPC4の秘密を、PC1に、PC2の秘密をPC3に。これで両方共公開になりますよね。PC2の方、PC2の秘密を読み上げてください

源衛司 PCたちは、全員幼いころからの親友である。あなたは、PC4が、PC1のために渡来人「解体屋」に頼んで、みんなの記憶を消去させようとしていることに気がついた。しかし、どんなに哀しい記憶でも、それを失わせるわけにはいかない。あなたは、完全に記憶を失う前に、みんなに手紙と解体屋がいるという異界「つきのわ」へのチケットを送った。

GM 同じくPC4の方、お願いします

如月陽子 えぇっ!?マジで!?

王馬我刻 PCたちは、全員幼い頃からの親友である。あなたは、PC1のことを愛していた。哀しい記憶のせいで苦しんでいるPC1を助けてあげたかった。そのため、一族に伝わる伝承を頼りに異世界の住人である「解体屋」に頼み、親友たちに関係する世界中の人々の記憶を全て消してもらった。

 

 

長月梓 「うん、そして僕がその原因だよ」

如月陽子 「……」

長月梓 「僕が苦しめていたんだね」

如月陽子 「あなたが申し訳なく思うことなんて何一つない。全部私のせいだから。……そしてあなたが知らないことが、後一つだけ。あなた自身のこと」

長月梓 「そうだね。でも、僕も自分のこと知らなくて、消えていく分には良いと思ってるんだ。ほんとはね?」

如月陽子 「そんなわけないじゃない!」

長月梓 「そう、だといいな」

如月陽子  「あなたが消えていくことなんかない!あなたが消えなくたっていい!その鍵が今、まだ残されてるから!」

長月梓 「そうか……僕が、これを飲んだらいいんだね? そしたら、僕の思っている悲しいことは全部本当になるし、多分全て動き出すよ。きっとね、誰かのせいにするってことは、絶対にしないから」

如月陽子 「……それを飲んで、あなたがどう思うか、どうしたいか、教えてね」

長月梓 「うん、わかった」

如月陽子 「私は、あなたのためになら……」まで言います

源衛司 あー……

長月梓 「うん、わかった」

長月梓 そうだな、お酒を飲む前に一つ。感情判定を行いたい

GM いいですよ

長月梓 「僕、あんまり感情とか表に出てないよね」

如月陽子 「うーん、それが、梓くんだから」

長月梓 「そっか……最後に、僕が一つだけ、君になにか感情を持つことができたなら、その名前が知りたい……」そうですね、それは多分告げることがないと思うんですけど、隠蔽術で、誰にも知られず、こっそりと、自分のことを知りたいってことで振ってもよろしいでしょうか?

GM はい、良いですよ

長月梓 ……はぁ~~ん? あ、振る前にリアクション取っちゃいました

源衛司 待ってください、いまのなんですか?

如月陽子 早い早い

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長月 梓:2D6>=5 (判定:隠蔽術)
ShinobiGami : (2D6>=5) → 2[1,1] → 2 → ファンブル

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GM あっはっはっは!

長月梓 フラグをさぁ!建設してさぁ!回収するの!プロ!

如月陽子 プロだ!!!

源衛司 感情どこいったの!

 

長月梓 台無しか!

王馬我刻 お前!嘘だろ!

源衛司 いや何やってんの!?

長月梓 わかりましたよ! すいませんすいません! 僕の持ってる宿星で振り直しま~す!

GM 使いますか?ここで

長月梓 ここミスっちゃいけないところだと思ってます! 振り直しま~す!(ころころ)成功! やっぱ先にリアクションしちゃいけないんだなって思いました! はあん?じゃないんだよ

如月陽子 はあん?

王馬我刻 はあん?

源衛司 その後のファンブルはさすがにちょっと

長月梓 草生えたもんね

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長月 梓:感情表(5) → 憧憬(プラス)/劣等感(マイナス)
如月 陽子: 感情表(6) → 狂信(プラス)/殺意(マイナス)

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GM おお……

長月梓 なるほど

如月陽子 これはもう狂信一択ですね!

長月梓 僕もプラス、ですね

源衛司 なるほど~、なるほど~

長月梓 じゃあ「そうか、僕は君に憧れていたんだね、そっか」って

 

 

 

如月陽子 「じゃあ、お酒飲む?」

長月梓 「……うん、わかった」

王馬我刻 っは~~~~……

源衛司 うわ~~~……

長月梓 じゃあ飲みます、ね?

如月陽子 あ、じゃあ陽子が注いであげます!

王馬我刻 マジか!

GM マジかー!

源衛司 つら……

王馬我刻 あ、うわ~~~……ミュートしま~す

源衛司 プレイヤーが死ぬ……死ぬ……

GM じゃあ飲みますか?

長月梓 うん、わかりました。お願いします

GM あなたは全ての記憶を取り戻すでしょう。そして、いろいろな思いが蘇ります。ということで、PC3の秘密が全体公開になると思いますので、ではPC3の方、長月さん、共有メモの秘密を読んでください

長月梓 はい。わかりました~。PCたちは、全員幼い頃からの親友である。あなたは幽霊である。あなたは愛し合っていたはずの陽子ちゃんに殺されたのだ。その怒りと悔しさがよみがえる。しかし、全員の記憶が失われれば、あなたの「死」も忘れられ、あなたは復活できる。(あなたは、この【秘密】を見たら【使命】が「PC1に復讐する」に変更される。)←最後1行は読み上げず絶句

長月梓 はあ~~~ん……

如月陽子 あっはっはっは

源衛司 あああああ~~……

長月梓 いやいやいやいや

王馬我刻 いやー……

源衛司 希望なんてどこにもなかった

王馬我刻 ゲンくん絶対許さんわ

GM あなたはこの【秘密】を見たら、【使命】が「PC1に復讐する」に変更されます!

長月梓 「……そうか。でもきっと、蘇ったのはさ、怒りと悔しさだけじゃ、ないと思うんだ」

如月陽子 「……」

長月梓 「うん……たぶん、僕も君が好き」

如月陽子 ……陽子は泣きます。あと私が今泣いています

如月陽子 「このまま記憶が失われれば、あなたは生き返ることができる」

長月梓 「それは……それは僕のしたいことじゃないね」

如月陽子 「……え?じゃあいまあなたが一番したいことは?」

長月梓 「そうだなあ……うーん……僕のしたいことは…………生きて、欲しい」

如月陽子 「……生きる?私が?」

長月梓 「みんなも、そうだよ」

如月陽子 「それにあなたは入らないの?」

長月梓 「そこに僕は、入らないよ。ただ……そうだな、一つだけもしかしたら、そこに入ることができる方法があるかもしれないんだ」

如月陽子 「うん?」

長月梓 「でもここからは内緒」って言うかな

如月陽子 「ええっ?」

長月梓 「だから大丈夫。絶対に大丈夫だから。信じて。僕を」

如月陽子 「……わかった。全然わからないけど、あなたのこと信じる。あなたのしたいって思うことを、私はするから。きっとそれが私のつぐないだから」

長月梓 「そうだね、きっとそれが僕の復讐だから」

長月梓 ……はあ~~~~!シーン切りますね!はあ~~~~もう!!!

GM 了解です。じゃあ第3サイクル第2シーンをこれで終わりにしましょう

 

 

長月梓 はい~……

如月陽子 もうどうすればいいんですかこれ!?

源衛司 はあ~……死にました。探さないでください

王馬我刻 一緒にトランプしてましょう

源衛司 希望なんてどこにもなかったんだ

王馬我刻 まあまあ、飲んで忘れましょう

如月陽子 これ、別のお酒出してきてるな

長月梓 ああ~…死んだ。死んだわ。ありがとう

王馬我刻 マジ、ありがとうとか言うな

源衛司 ありがとうじゃないよね?ごめんなさいなんだよ俺は

長月梓 いや、大丈夫やで、大丈夫やで

源衛司 やめてくれ

 

如月陽子 (泣いた……本当に涙が出た……あそこで「僕も好き」ってほんと無理……全然予想してなくてぶっすり刺さった……そんな優しい復讐があっていいのか……死んでしまう……しかし梓くん本当にどうするつもりなんだろう?予想外の展開に頭が追いついてないぞ。そしてその衝撃で忘れそうになったけど王馬さんマジか……何だこの逆ハーレム展開)

 

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