「夜汽車」15.第2サイクル第4シーン(前編) 解体屋とブレーメン
※シノビガミを既にご存知の方向け
※公式シナリオ使用、秘密公開あり
源衛司 僕は陽子さんと感情を結びに行くんですが、その前に解体屋さんとお話したいです
GM もちろんいいですよ
源衛司 では陽子さん、出ていただけると
如月陽子 は~い
源衛司 あとのお二人はどうします?出たいですか?
長月梓 あ~、僕も傍には行っちゃうかなぁ
源衛司 傍に……OKです、頑張ります
長月梓 何も思ってないし、顔にも出てないから大丈夫だよ
源衛司 衛司くんの心にダメージがあるだけなんで
王馬我刻 そうですねぇ、その方が出るなら出てもよろしいでしょうか?
源衛司 どうぞ
GM じゃあ全員が出るってことですね?了解です
シーン表 ガタンガタンガタン・・・・。路線を走る音をぼんやりと聞いている。一体、この列車はどこに向かっているんだろう?
源衛司 いつもぼんやりしていますね、この人達
GM ぼんやりとしたいんじゃないですか?
源衛司 ぼんやりはしたいですね!気持ちを落ち着かせるために、備品の整理とかして、サポート忍法の補給を使いますね。(ころころ)成功したので、神通丸を回復させておきます
源衛司 では一人で解体屋さんのところへ行きます「こんにちは」
解体屋 「あら、こんにちは。どう?この列車の居心地は?」
源衛司 「列車としてはとても素敵な列車だと思いますよ。……後は、僕たち自身の問題ですかね」
解体屋 「ええ、そうね」
源衛司 「貴方がどんな人なのかは、王馬くんから聞きました。契約のことも。それで、記憶のことについて聞きたいことがあります」
解体屋 「あら、何かしら?」
源衛司 「記憶を取り戻す方法は、プシュケしかないんですか?」
解体屋 「ええ。そうね、まあ、もしも私を倒すことができたとしたら、記憶を全て返してあげてもいいわよ?」
源衛司 「記憶を、全て……」
解体屋 「ただ、本当に記憶を返してしまってもいいの?」
源衛司 「僕は、たとえ辛い記憶でも、それを持って前に進まなきゃいけない、と思ってるんです。だから、記憶は、たとえそれでどんなことが起ころうとも、取り戻すべきだと思っています」
解体屋 「……そう。貴方は、そうよね。他の人はどうかしら?」
源衛司 「それは……まだ、わからないです。プシュケは、王馬くんが持っていたもので全てなんですか?」
解体屋 「ええ。彼に渡したものが全てよ」
源衛司 「そうですか。いま王馬くんと結んだ契約を破棄することはできないんですか?」
解体屋 「できないわね。私は、一度結ばれた契約は簡単に破棄することはできないから」
源衛司 「そうですよね、であれば、僕は貴方を倒さなくてはいけないかもしれない」
解体屋 「おとなしく、記憶を全て私に返してくれる方が、貴方にも、貴方の友人たちにも、いいと思うのだけれど。少なくともこういった結果を生んだ誰かはいるのだから。そうでしょう?」
源衛司 「確かに、そうですね。でもそうしたら、全部なくなってしまうでしょう?今まであったもの……なくさなくていいものまで。全部」
解体屋 「ええ。でもなくしても、また一から作り直せばいいじゃない。失うだけよ?」
源衛司 「……」
解体屋 「命を取ろうというわけじゃない、記憶を、あなた方のすべての記憶を、返してもらうだけ。全人類から消させてもらうだけ、たったそれだけのことよ?」
源衛司 「僕自身の記憶も消えるんでしょう?全部」
解体屋 「ええ。辛い記憶も、楽しい記憶もね」
源衛司 「人間って、ただ生きているだけじゃなくって、積み重ねた記憶があるから、その人自身になるんじゃないでしょうか。僕は、少なくともそう思うんですよ。だから、そういうわけにも、いかないですね」って笑いますね。悲しいなぁ。勝てる気しないなぁ、と中の人は思っている
長月梓 頑張れ!
源衛司 「だから、また会いに来ますね、でもその時は、お酒を飲みに来るわけじゃなくて、あなたに挑みに来るときだと思います。お話ありがとうございました」って言って出ていきますね
解体屋 「あなたがどんな結論を出そうとも、私はそれを快く受け止めるわ。ただ、契約は遂行させてもらうけれど。しばらくはこの旅を楽しみなさい」
源衛司 「ええ、ありがとうございます」……食堂を出て、陽子さんの方に会いにいきますね!
如月陽子 あと1サイクルあるんだよなぁ!
GM クライマックスに入りたい
長月梓 入りたいよねこれは
源衛司 ちが、違うんですよ!この辺ははっきりさせておきたかったんですよ、震え声