ぶたくしのリプレイ公開計画

ぶたくしが趣味で書いたリプレイ置き場です。

「夜汽車」20.第3サイクル第2シーン(後編) 最後の一口を貴方へ

 ※シノビガミを既にご存知の方向け
 ※公式シナリオ使用、秘密公開あり

 

長月梓 「ここはどこかな?」

如月陽子 「どこだろうね?」

長月梓 「でも長くいちゃいけないよ」

如月陽子 「そう、だね」

長月梓 「たぶん、君が知らないことを僕が知ってるんだよね。僕が知らなくて君の知ってること、教えて?」

如月陽子 「そうだね、じゃあ交換だね?」

王馬我刻 はあ……

 

GM ではPC4の秘密を、PC1に、PC2の秘密をPC3に。これで両方共公開になりますよね。PC2の方、PC2の秘密を読み上げてください

源衛司 PCたちは、全員幼いころからの親友である。あなたは、PC4が、PC1のために渡来人「解体屋」に頼んで、みんなの記憶を消去させようとしていることに気がついた。しかし、どんなに哀しい記憶でも、それを失わせるわけにはいかない。あなたは、完全に記憶を失う前に、みんなに手紙と解体屋がいるという異界「つきのわ」へのチケットを送った。

GM 同じくPC4の方、お願いします

如月陽子 えぇっ!?マジで!?

王馬我刻 PCたちは、全員幼い頃からの親友である。あなたは、PC1のことを愛していた。哀しい記憶のせいで苦しんでいるPC1を助けてあげたかった。そのため、一族に伝わる伝承を頼りに異世界の住人である「解体屋」に頼み、親友たちに関係する世界中の人々の記憶を全て消してもらった。

 

 

長月梓 「うん、そして僕がその原因だよ」

如月陽子 「……」

長月梓 「僕が苦しめていたんだね」

如月陽子 「あなたが申し訳なく思うことなんて何一つない。全部私のせいだから。……そしてあなたが知らないことが、後一つだけ。あなた自身のこと」

長月梓 「そうだね。でも、僕も自分のこと知らなくて、消えていく分には良いと思ってるんだ。ほんとはね?」

如月陽子 「そんなわけないじゃない!」

長月梓 「そう、だといいな」

如月陽子  「あなたが消えていくことなんかない!あなたが消えなくたっていい!その鍵が今、まだ残されてるから!」

長月梓 「そうか……僕が、これを飲んだらいいんだね? そしたら、僕の思っている悲しいことは全部本当になるし、多分全て動き出すよ。きっとね、誰かのせいにするってことは、絶対にしないから」

如月陽子 「……それを飲んで、あなたがどう思うか、どうしたいか、教えてね」

長月梓 「うん、わかった」

如月陽子 「私は、あなたのためになら……」まで言います

源衛司 あー……

長月梓 「うん、わかった」

長月梓 そうだな、お酒を飲む前に一つ。感情判定を行いたい

GM いいですよ

長月梓 「僕、あんまり感情とか表に出てないよね」

如月陽子 「うーん、それが、梓くんだから」

長月梓 「そっか……最後に、僕が一つだけ、君になにか感情を持つことができたなら、その名前が知りたい……」そうですね、それは多分告げることがないと思うんですけど、隠蔽術で、誰にも知られず、こっそりと、自分のことを知りたいってことで振ってもよろしいでしょうか?

GM はい、良いですよ

長月梓 ……はぁ~~ん? あ、振る前にリアクション取っちゃいました

源衛司 待ってください、いまのなんですか?

如月陽子 早い早い

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長月 梓:2D6>=5 (判定:隠蔽術)
ShinobiGami : (2D6>=5) → 2[1,1] → 2 → ファンブル

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GM あっはっはっは!

長月梓 フラグをさぁ!建設してさぁ!回収するの!プロ!

如月陽子 プロだ!!!

源衛司 感情どこいったの!

 

長月梓 台無しか!

王馬我刻 お前!嘘だろ!

源衛司 いや何やってんの!?

長月梓 わかりましたよ! すいませんすいません! 僕の持ってる宿星で振り直しま~す!

GM 使いますか?ここで

長月梓 ここミスっちゃいけないところだと思ってます! 振り直しま~す!(ころころ)成功! やっぱ先にリアクションしちゃいけないんだなって思いました! はあん?じゃないんだよ

如月陽子 はあん?

王馬我刻 はあん?

源衛司 その後のファンブルはさすがにちょっと

長月梓 草生えたもんね

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長月 梓:感情表(5) → 憧憬(プラス)/劣等感(マイナス)
如月 陽子: 感情表(6) → 狂信(プラス)/殺意(マイナス)

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GM おお……

長月梓 なるほど

如月陽子 これはもう狂信一択ですね!

長月梓 僕もプラス、ですね

源衛司 なるほど~、なるほど~

長月梓 じゃあ「そうか、僕は君に憧れていたんだね、そっか」って

 

 

 

如月陽子 「じゃあ、お酒飲む?」

長月梓 「……うん、わかった」

王馬我刻 っは~~~~……

源衛司 うわ~~~……

長月梓 じゃあ飲みます、ね?

如月陽子 あ、じゃあ陽子が注いであげます!

王馬我刻 マジか!

GM マジかー!

源衛司 つら……

王馬我刻 あ、うわ~~~……ミュートしま~す

源衛司 プレイヤーが死ぬ……死ぬ……

GM じゃあ飲みますか?

長月梓 うん、わかりました。お願いします

GM あなたは全ての記憶を取り戻すでしょう。そして、いろいろな思いが蘇ります。ということで、PC3の秘密が全体公開になると思いますので、ではPC3の方、長月さん、共有メモの秘密を読んでください

長月梓 はい。わかりました~。PCたちは、全員幼い頃からの親友である。あなたは幽霊である。あなたは愛し合っていたはずの陽子ちゃんに殺されたのだ。その怒りと悔しさがよみがえる。しかし、全員の記憶が失われれば、あなたの「死」も忘れられ、あなたは復活できる。(あなたは、この【秘密】を見たら【使命】が「PC1に復讐する」に変更される。)←最後1行は読み上げず絶句

長月梓 はあ~~~ん……

如月陽子 あっはっはっは

源衛司 あああああ~~……

長月梓 いやいやいやいや

王馬我刻 いやー……

源衛司 希望なんてどこにもなかった

王馬我刻 ゲンくん絶対許さんわ

GM あなたはこの【秘密】を見たら、【使命】が「PC1に復讐する」に変更されます!

長月梓 「……そうか。でもきっと、蘇ったのはさ、怒りと悔しさだけじゃ、ないと思うんだ」

如月陽子 「……」

長月梓 「うん……たぶん、僕も君が好き」

如月陽子 ……陽子は泣きます。あと私が今泣いています

如月陽子 「このまま記憶が失われれば、あなたは生き返ることができる」

長月梓 「それは……それは僕のしたいことじゃないね」

如月陽子 「……え?じゃあいまあなたが一番したいことは?」

長月梓 「そうだなあ……うーん……僕のしたいことは…………生きて、欲しい」

如月陽子 「……生きる?私が?」

長月梓 「みんなも、そうだよ」

如月陽子 「それにあなたは入らないの?」

長月梓 「そこに僕は、入らないよ。ただ……そうだな、一つだけもしかしたら、そこに入ることができる方法があるかもしれないんだ」

如月陽子 「うん?」

長月梓 「でもここからは内緒」って言うかな

如月陽子 「ええっ?」

長月梓 「だから大丈夫。絶対に大丈夫だから。信じて。僕を」

如月陽子 「……わかった。全然わからないけど、あなたのこと信じる。あなたのしたいって思うことを、私はするから。きっとそれが私のつぐないだから」

長月梓 「そうだね、きっとそれが僕の復讐だから」

長月梓 ……はあ~~~~!シーン切りますね!はあ~~~~もう!!!

GM 了解です。じゃあ第3サイクル第2シーンをこれで終わりにしましょう

 

 

長月梓 はい~……

如月陽子 もうどうすればいいんですかこれ!?

源衛司 はあ~……死にました。探さないでください

王馬我刻 一緒にトランプしてましょう

源衛司 希望なんてどこにもなかったんだ

王馬我刻 まあまあ、飲んで忘れましょう

如月陽子 これ、別のお酒出してきてるな

長月梓 ああ~…死んだ。死んだわ。ありがとう

王馬我刻 マジ、ありがとうとか言うな

源衛司 ありがとうじゃないよね?ごめんなさいなんだよ俺は

長月梓 いや、大丈夫やで、大丈夫やで

源衛司 やめてくれ

 

如月陽子 (泣いた……本当に涙が出た……あそこで「僕も好き」ってほんと無理……全然予想してなくてぶっすり刺さった……そんな優しい復讐があっていいのか……死んでしまう……しかし梓くん本当にどうするつもりなんだろう?予想外の展開に頭が追いついてないぞ。そしてその衝撃で忘れそうになったけど王馬さんマジか……何だこの逆ハーレム展開)

 

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