ぶたくしのリプレイ公開計画

ぶたくしが趣味で書いたリプレイ置き場です。

「夜汽車」18.第3サイクル第1シーン プシュケの行方

 ※シノビガミを既にご存知の方向け
 ※公式シナリオ使用、秘密公開あり
 ※少し長めです

 

王馬我刻 一番最初に動いていい?感情を結ぶだけだけど

如月陽子 どうぞ

王馬我刻 全員出てきてもらえたりします?円卓会議したい

 

 

王馬我刻 シーン表振ります。もう夢オチにはさせない

シーン表 夜行列車(2[1,1]) → 車内の灯りがすべて消える。それとも・・・・。全てが闇に覆われる。

源衛司 「ではこんなこともあろうかと明かりを」

王馬我刻 「僕も焼き鳥を焼くときの火がありますけど、どうしますか?」

長月梓 「車内に持ち込んじゃダメだよ」

王馬我刻  「焼き人間…焼死体になっちゃうもんね」

 

王馬我刻 「えっと、あー、陽子さん」

如月陽子 「はい?」

王馬我刻 やべ~全然キャラが掴めなくなっちゃった~! どうしよ~無理〜!

如月陽子 ええ~? そう言われても

王馬我刻 「ねえ陽子さん陽子さん、陽子さん陽子さん」

如月陽子 「はい何でしょう?」

王馬我刻 「陽子さん!」

如月陽子 「はい!」

王馬我刻 「はっはっは!……はぁ」

如月陽子 「え? へんなひと!」

王馬我刻 間違ってない~

源衛司 今に始まったことではない

王馬我刻 「陽子さん、僕にだけ殺伐としすぎじゃない?どうしてこうなってるの?」

如月陽子 「最初に鳥を焼いたから」

長月梓 「ああ……」

王馬我刻 「え~焼き鳥みんな好きでしょ~?もしかしてタレ派だった?」

如月陽子 「何か用事があるんじゃないの?」

王馬我刻 「単当直入に聞くけど、ゲンくんのこと知ってるでしょ?」

如月陽子 「知ってるよ?」

王馬我刻 「僕も詳しく知ってるんだけどさ、このあと陽子ちゃんどうするの?ゲンくんのこと手伝うの?」

如月陽子 長月さんから少し離れたところに行って、「王馬くん私のこと知ってるんでしょ?」と聞きます

王馬我刻 「知ってるよ?」

如月陽子 「私はね、長月さんのしたいようにしたいんだよね。だから長月さんが望むなら、衛司さんのこと手伝うよ」

王馬我刻 「そっかぁ……ツッキーツッキー!」

長月梓 「なに?」

王馬我刻 「ツッキーは、これから、僕のロボットとして生きたい?それとも記憶、取り戻したい?」

如月陽子 すごい二択だな

長月梓 「君のロボットとしては生きることはできない。僕は人間だよ」

王馬我刻 「そっか。ついにその事実を知ってしまったんだね。でも記憶は、どうする?取り戻したい?」

 

長月梓 「正直わからない。僕はね、もう自分のために生きるのは終わったんだよ」

王馬我刻 「誰のために生きたいの?」

長月梓 「さあ」

王馬我刻 「君はどうしたいの?」

長月梓 「さあ」

王馬我刻 「うーん」

長月梓 「もう僕にできることはないよ」

王馬我刻 「いやー、それはどうかな?」

長月梓 「いや、ないんだ」

王馬我刻 「そっか。ゲンくんは? お酒、欲しいんでしょ?」

源衛司 「そう思ってたんだけどね。でもそれはもう一口分しかないんだよね?」

王馬我刻 「そうだよ? 君の分、だけだよ?」

源衛司 「僕はそうだね、長月くんが全部を知ってから選びたいっていうのであれば、長月くんが飲むのも一つなんじゃないかなって、思ってるよ?」

王馬我刻 「……本気で言ってる?」

源衛司 「……うん。彼がいま抱えているのは、きっと、全部の記憶を思い出していない状態で、最後に残ってしまったものだけなんじゃないかな。だから全部の記憶を取り戻して、その上で長月くんがどう思うか……そうしないとフェアじゃない気がするんだ」

王馬我刻 「記憶を取り戻すことは諦めたの?」

源衛司 「まさか。諦めたりなんてしないよ?」

王馬我刻 「だってさ……」

源衛司 「僕はね、あの解体屋さんと、たぶん戦うことになるんだと思う」

長月梓 「そうだね、僕もそれに関してはそう思ってるよ」

王馬我刻 「君もそのつもりなのかい?」

長月梓 「僕は消させない。絶対に」

源衛司 「な、長月くん……」と悲しい顔をしていますね。言葉に詰まる感じです

如月陽子 ええ~……ちょ……

王馬我刻 「長月くん……それは、この4人は誰も欠けさせないとか、そういう意味?」

長月梓 「それは無理だから。僕のせいで、世界中から消え去ることもできない。させたくない」

王馬我刻 「……そっか」

長月梓 「僕に勇気があれば、僕のこと、忘れてねって言えるんだけどね、って。僕の、ことだけ。最初から、三人だったんだよ、って」

源衛司 「そんなこと、言わないでください。いま、僕たちの中に、なかったとしても、きっとみんなで過ごしてきた日々はあったんだよ。だからさ、そんなこと言わないで欲しい」

長月梓 「最初っからなかった、君たちは三人だよ」

源衛司 「長月くん……」

王馬我刻 「うーん……じゃあ、君も解体屋さんと戦うんだね?」

長月梓 「そう、だね」

王馬我刻 「陽子ちゃんは?戦うの?」

如月陽子 「……長月くんに、真実を知ってほしいな。私が決めるのはその後」

如月陽子 長月、梓くんで、合ってますよね?

長月梓 はい

如月陽子 「梓くん?」

長月梓 「うん」

如月陽子 「あなたには、全部知った上で選択してほしいの」

長月梓 「……うん」

如月陽子 「あなたに、知ってほしいことがある。あなたの、本当のこと」

源衛司 「……伝えるの?」

如月陽子 「うん……私はね、私が言うのもなんだけど、梓くんに生きて欲しい、本当にそれだけなの。梓くんがすべてを知らないで、このままいるのが耐えられない」

源衛司 「だったら、全部思い出してもらうべきじゃないかな」って王馬くんの方を見ますね。ちらり

如月陽子 ちらり

源衛司 ああ~、本当に自分の首を締めているような気がするけど

王馬我刻 「ゲンくん……まさかゲンくんの口からそれを聞くとは思わなかったよ」

源衛司 「はは、なんだろう、隠し事も嫌なんだけどね?このままだと、長月くんは、結局知らないままでいることになるんだよね。全部知ってそれで選ぶっていうのが、やっぱり僕たち同士、対等でしょう?そうじゃなきゃ、やっぱりフェアじゃない」

王馬我刻 「ゲンくんは、長月くんのことも、僕のことも知っているよね?」

源衛司 「知ってて言ってる。わかってるよ?それでもお互いがぶつかるなら、それはそれで仕方のないことだと思う」

王馬我刻 「例え死人が出たとしても?」

源衛司 「それは、僕が止めるから」

王馬我刻 「……わかった。でも、もしものことがあったら、僕が君を許せないと思う」

源衛司 「そうだね、そうならないように、頑張るよ」

王馬我刻 わかりました。じゃあお酒を渡す前に、ゲンくんと感情を結びますね

GM わかりました

如月陽子 GMの声を久しぶりに聞いた気がします

長月梓 確かに!

GM ずっとニヤニヤ聞いていましたよ

 

王馬我刻 僕は君のこと信じてるよ、ということで言霊術。マジで、信じてるよ?(ころころ)成功ですね

---------------------------------------------

源 衛司:感情表(1) → 共感(プラス)/不信(マイナス
王馬 我刻:感情表(3) → 愛情(プラス)/妬み(マイナス)

---------------------------------------------

長月梓 これ、愛情に共感すんの!?やめろ!

王馬我刻 ひどい関係性……これはどうすればいいのかな!

源衛司 お任せしますね

王馬我刻 いや妬む要素は大いにあるけど。……大いにあるわ!

源衛司 うですね

王馬我刻 はあー……じゃあ友愛ということで、愛情を取りますね

源衛司 僕は共感で。君の思ってることをわかってる、っていう感じですよ

王馬我刻 「本当は妬むのが正しいのかもしれないけど、やっぱり僕は君のことを妬めないよ」

源衛司 「ごめんね」

王馬我刻 「まったく嫌な奴だよ…じゃあ長月くん」

長月梓 「うん」

王馬我刻 「いや、梓にこれを渡しておくね」といってプシュケを、プライズを譲渡します

王馬我刻 「じゃあ、好きなときに飲んで」って言って席を外して、シーンを切ります

GM わかりました。ではこれでシーンを終わって良いですか?

如月陽子 長月さんに「それ飲むの?」とだけ聞きます

長月梓 「どうしよう」

如月陽子 「悩んでる?」

長月梓 「……悩んでる」

如月陽子 「私は、結局そのお酒が何なのかちゃんとわかってないけど、でも貴方に全部思い出して欲しいっていうのは本当の気持ちだから」とだけお伝えします

長月梓 「うん、わかった」

源衛司 「もし何かあったら、僕がなんとかするから、きっと大丈夫だよ」

如月陽子 しんどそうな顔で「ありがとう衛司さん」って言いますね

源衛司 はぁ……大丈夫です

GM じゃあこのシーンは終わりにしましょう

如月陽子 (このままだと梓くん、復活のことを知らないまま、記憶取り戻す側についてしまう。衛司さんには申し訳ないけど、陽子としては何とかして梓くんに復活してもらいたい。秘密押し付けるなり何なりして、梓くんに復活の目があることを知ってもらって、記憶消す側に回ってもらおう。その結果、いまの2人の関係が壊れようが恨まれようが殺されようが、それは元々自分のせいだし仕方ない。私は梓くんに生きてもらいたい。それが多分自分のつぐないだよね)

 

←17.休憩

<目次>

19.第3サイクル第2シーン(前編)→